内科、小児科、整形外科を掲げ幅広く診療。リハビリテーションの提供に注力し、患者のQOL向上をサポート
貴院の診療内容を教えてください。

【新田院長】当院では、内科・小児科・整形外科を掲げ、地域に根ざした総合的な診療を行っています。風邪や生活習慣病といった一般内科の疾患から、外傷や関節・筋肉の痛みなどの整形外科的な症状まで幅広く対応しており、お子さんからご高齢の方まで年齢を問わずご来院いただいています。
複数の病気や症状を同時に抱えるご高齢の方も少なくないため、全身を総合的に診ることを大切にし、身体だけでなく生活全体を支える医療を心がけています。
肩や腰、膝などの痛みに対して、どのような治療を提供されていますか?
【桂医師】痛みの原因や症状の程度に応じて、適した治療法を選択しています。炎症や痛みが強い場合には、内服薬や外用薬による薬物療法に加え、ヒアルロン酸やステロイド剤を関節内に注射し、炎症を鎮めて可動域を改善する治療を併用します。
また、痛みの伝達経路となる神経やその周囲に局所麻酔薬を注入する「神経ブロック注射」を行うこともあります。これは痛みの悪循環を断ち、慢性的な痛みの緩和や生活動作の改善に有効です。
貴院では、リハビリテーションにも注力されていると伺いました。
【新田院長】年齢を重ねると、加齢や病気、けがなどによって体力や運動機能が低下しやすくなります。すると、自分の力で体を動かすことが難しくなり、家事や買い物といった日常の行動にも支障が生じ、生活の質(QOL)が下がってしまうことがあります。
リハビリテーションは、そうした状態を防ぎ、体の機能回復や動かす力の維持・向上を目指すための重要な取り組みです。
当院では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍し、医師と密に連携しながら、一人ひとりの症状や目標に合わせたリハビリを行っています。身体機能の改善はもちろん、心身の活力を取り戻すことも重視し、地域で安心して暮らせるようサポートしています。
【桂医師】現在は、筋肉や関節の緊張を和らげ、血流を促進し、痛みの軽減や可動域の改善を目的に、電気刺激や温熱などの医療機器を用いた物理療法や、理学療法士が手技を行う徒手療法を中心に実施しています。
今後は、関節・筋肉・骨など運動器の障害に対して集中的にリハビリを行う「運動器リハビリテーション」にも対応できるよう、体制整備を進めています。患者さんができるだけ長く、自分らしく生活を続けられるよう、より質の高いリハビリ医療の提供を目指しています。
さらに、ペインクリニックの診療を始めることもお考えになっているそうですね。ペインクリニックとは、どのような診療を行う科なのでしょうか?

【新田院長】人の体には、頭痛や腹痛、がんに伴う痛みなど、さまざまな種類の痛みがあります。特にご高齢の方は、関節痛や神経痛、慢性疾患に由来する痛みなどに悩まされることが多く、痛みのために体を動かしづらくなり、日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。
ペインクリニックとは、こうした「痛み(ペイン)」やしびれといった症状を専門的に診療し、痛みの原因を丁寧に見極めたうえで、薬物療法や神経ブロック注射などを用いて症状を軽減し、生活の質(QOL)の向上を目指す診療科です。
当院では、すでに内科や整形外科の診療、そしてリハビリテーションを通じて、患者さんの身体機能の回復や健康維持を支援しています。そこにペインクリニックの診療を加えることで、痛みへのアプローチをより専門的かつ総合的に行える体制を整え、患者さん一人ひとりの「痛みのない、より豊かな生活」をサポートしていきたいと考えています。