高度医療機関で研鑽を積んだ腎臓内科と皮膚科のスペシャリストが“内科と皮膚科の複合クリニック”で地域医療を支える
はじめに、吉田院長が医師を志したきっかけと、腎臓内科を専攻された理由をお聞かせください。

【吉田院長】中学2年生のときに長期入院を経験したことがきっかけです。2学期のほとんどを病院で過ごしていましたので、医師や看護師だけでなくコメディカルの方たちと話をする機会も多く、「人の命を救う仕事っていいな」と思うようになりました。それまでも漠然と「困っている人の力になれる職業に就きたい」という希望はありましたが、医療現場で働く方を間近で見るうちに医師を目指す気持ちが強くなりました。
腎臓内科を専門としたのは、「全身を診られる医師になりたい」と思ったからです。もちろん腎臓にも興味がありましたが、腎機能が低下すると脳卒中や心不全などの心疾患から、神経障害、皮膚の症状まで、さまざまな合併症を引き起こすリスクが高まります。患者さんの命を守るために幅広い知識を身につけ、多角的な総合診療が求められる点にやりがいを感じました。
また、高血圧や糖尿病から腎不全になる方も多いため、生活習慣病について深く学びたいと思ったのも理由の一つです。
由希子副院長は、いつ頃から医師を目指されたのでしょうか?

【由希子副院長】私は、祖父、父ともに開業医でしたので、自然と医師を目指すようになりました。祖父も父も多くの患者さんに慕われており、親身になって診療する姿を見て、「私もこんなふうに、地域の患者さんから信頼される医師になりたい」と思ったのが医師を志した原点です。
その思いはずっと変わらず、専門についても「地域密着型の医療に携わりたい」と考えて皮膚科を選びました。皮膚の症状・疾患は、湿疹やニキビから、アレルギー性疾患、皮膚がんまで多岐にわたります。見た目にあらわれる症状を改善することで、患者さんのQOL(生活の質)を大きく高められる点にも魅力を感じました。
貴院を開業されるまでのご経歴を教えてください。
【吉田院長】東京医科歯科大学(現・東京科学大学)医学部を卒業後、国立国際医療センター病院の腎臓内科で研修を受け、東京医科歯科大学腎臓内科に入局しました。最初に赴任した土浦協同病院では、腎炎や遺伝性疾患である多発性嚢胞腎、人工透析など腎臓内科領域を幅広く診療すると同時に、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の診療にも携わってきました。
また、同病院に勤務する傍ら、なめがた地域医療センターでも診療を行い、専門にとらわれず一般内科全般の診療で研鑽を積みました。気管支喘息や甲状腺疾患を診療することも多く、腎臓以外の領域についても知見を深めることができたと感じています。
その後、国立国際医療研究センター病院の糖尿病内分泌代謝科に移り、糖尿病診療について経験を重ね、開業に至ります。
【由希子副院長】私は、岩手医科大学医学部を卒業後、順天堂大学医学部附属順天堂医院の皮膚科学講座に入局しました。入局後は本院や静岡病院で、皮膚がんの治療や手術、水疱症、重度の脱毛症など、入院が必要な難治性皮膚疾患の診療に多く携わってきました。外来では、アトピー性皮膚炎の専門外来を担当し、軽症から重症まで幅広い症例を診療しました。退局後は地域のクリニックに勤め、一般皮膚科と合わせて美容皮膚科についても診療経験を積み、2020年に夫とともに「ゆう徳丸内科皮膚科」を開業しました。
現在、どのような患者さんが多く来院されていますか?
【吉田院長】もっとも多いのは生活習慣病の患者さんです。具体的には、高血圧、糖尿病、脂質異常症をはじめ、慢性腎不全、不整脈や狭心症後に起因する慢性心不全、脳梗塞後、高尿酸血症などの慢性疾患が中心ですね。健康診断で異常を指摘された方や、喫煙や肥満を背景とした睡眠時無呼吸症候群の患者さんも多く受診されています。
当院は住宅街にあるため、年齢や性別を問わず幅広い患者さんが来院されます。私は総合内科専門医でもあるので、慢性疾患だけでなく風邪やアレルギー疾患、おなかの不調といった急性期症状にも幅広く対応し、適切な初期診療にあたっています。
【由希子副院長】皮膚科も赤ちゃんからご高齢の方まで幅広く、ご家族で受診される患者さんもいらっしゃいますね。新生児では乳児湿疹、思春期世代はニキビ、ご高齢の方は褥瘡など年齢による傾向はありますが、全体的にアトピー性皮膚炎の患者さんが多いでしょうか。粉瘤など良性腫瘍の手術も積極的に行っています。保険診療が中心ですが、最近はしみ、しわ、くすみ、ほくろや疣の除去など美容皮膚科のご相談も増えてきています。
