更新日: 2026-02-03

基本情報

名称:
あずさクリニック
診療科目:
内科, 呼吸器内科, 感染症内科
住所:
〒 330-0063
埼玉県さいたま市浦和区高砂2-1-8 浦和駅前メディカル3階

電話番号048-681-9871電話
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JR浦和駅から徒歩5分、利便性のよい場所に2025年10月に開院したのが「あずさクリニック」だ。内科・呼吸器内科・感染症内科に加えて、海外渡航者の予防接種や健康サポートを行う“トラベルクリニック”も行っている。
院長の根井貴仁先生は、呼吸器専門医※1として大学病院や基幹病院で呼吸器疾患全般の診療経験を積み、さらにサブスペシャリティとして、希少な感染症の診療や院内感染対策、予防に力を注いできた感染症専門医※2でもある。長年にわたり培った知見と経験を地域に還元したいと開業した同院では、専門性を活かした質の高い医療を提供している。今回は、地域のかかりつけ医として歩み始めた根井院長に、同院の診療内容や特長、患者への想いについて詳しくお話を伺った。

※1 日本呼吸器学会呼吸器専門医 ※2 日本感染症学会感染症専門医

大学病院で研鑽を積んだ呼吸器内科と感染症のエキスパートが、患者に寄り添う地域密着のクリニックを開業

はじめに、根井先生が医師を志したきっかけと、呼吸器内科や感染症を専門とされた理由を教えてください。

根井 貴仁先生の写真

もともと生物や薬の話が好きで、最初は薬学の道に進もうと考えていました。ところが、薬のことを深く調べていくと、人体での作用に行き着くことが多かったんです。例えば、ニトログリセリンという物質は液体爆薬として使われる一方で、狭心症の治療薬としても使われます。そんなふうに興味のあることを調べていくうちに、人の体がとても緻密で複雑な仕組みであることを知り、医師を目指すようになりました。

そして、医学のなかでも強く惹かれたのが、肉眼で見えないミクロの世界を追究・解明する免疫学と、膠原病などの関連分野でした。しかし、私が進学した日本医科大学には当時膠原病内科がなく、迷っていたところに呼吸器内科の教授や医局長からお声がけいただき入局しました。その後、呼吸器疾患と関りが深い感染症に興味を持ち、呼吸器内科と感染症内科で研鑽を積んできました。

これまでのご経歴を教えてください。

日本医科大学医学部卒業度、同大学付属病院第4内科(現・呼吸器内科)に入局し、研修を経て、海老名総合病院の呼吸器科に赴任しました。ここは受診される患者さんの数がとても多く、私も肺がんや肺気腫、間質性肺炎といった重症の呼吸器疾患をはじめ、風邪やインフルエンザ、生活習慣病といった一般内科の外来でも幅広い疾患を診療しました。高齢の肺炎患者さんも多かったので、ご高齢の方との向き合い方についても学ぶことが多く、貴重な経験を積ませていただいたと感じています。

その後、茨城東病院に赴任され、大学院にも進学されていますね。

茨城東病院は前身が結核療養所でしたので、肺結核の患者さんの治療を中心に専門的なトレーニングを受けました。その後、診療の傍ら大学院に進み、マイコプラズマ感染症に関する研究で学位を取得。2008年には、特任教授として新潟大学医歯学総合病院生命科学医療センターで、指定難病の「肺胞蛋白症」の研究に2年半ほど携わりました。そして、日本医科大学付属病院の総合診療科と集中治療室勤務を経て、感染制御室に長く勤務しました。

感染制御室では、主にどのような役割を担っていたのでしょうか?

集中治療室に勤務していた頃、院内で耐性菌の問題が出てきて、感染制御のスペシャリストとして私が責任者を務めることになったんです。ちょうど世界的にも抗菌薬の使い方などに注目が集まっていたので、感染制御室が旗印となって情報収集や院内感染対策、抗菌薬の適正使用の指導、デング熱やチフスといった感染症の診療などに取り組みました。感染制御室に在籍していた8年間、感染症や感染対策について幅広く経験を積み、呼吸器内科と並ぶ専門性を身につけることができたと自負しています。

要職を担われていた先生が開業を決められたのは、どのような想いからでしょうか?

大学病院では管理業務が中心で臨床現場に立つ機会が少なく、患者さんと間近で向き合う診療の場に戻りたいという気持ちが強くなっていました。そこで退局して、九州・小倉の大手町病院と板橋中央総合病院で、内科と呼吸器内科の診療に従事しました。充実した日々でしたが、これまで高度医療機関で培ってきた知識や経験を地域に還元したいという思いが強くなり、自身のクリニックを開業しようと決意しました。

あずさクリニックの院内の写真
モダンで落ち着いた雰囲気の待合スペース