子どもと家族の双方に寄り添い、心身ともに健やかな成長をサポート
先生が日々の診療で心がけていることはありますか?

小児科医の一番の願いは、お子さんが健やかに育っていくことです。身体的な健康はもちろん心の健康を保つことも重要ですし、ご家族も含めてお子さんが日常生活を円滑に過ごせるようにサポートしたいと思っています。そのためには、お子さんご自身と保護者の双方からお話をよく伺い、お気持ちに寄り添いながら納得・満足いただける診療を心がけています。
開業されて25年ですが、先生が変化を感じる部分はございますか?
感染症やアレルギー性疾患は昔から多いですが、最近増えているのが便秘・下痢に悩むお子さんです。便秘や下痢を繰り返したり放置したりすると、炎症性腸疾患や過敏性腸症候群などを引き起こす恐れもあるため、当院では「便秘・下痢(うんち)外来」を設け、排便に関する診療にも注力しています。
また、障害を持つお子さんを診てきた経験を活かし、発達障害のご相談にも応じています。当院で対応が難しい場合は、専門医療機関を紹介し、地域のみなさんが適切な医療につながるように努めています。
スタッフの方たちも明るく朗らかで、患者さんは元気をもらえそうですね。
ありがとうございます。開業時から私を支えてくれているベテランばかりで、当院の自慢であり宝です。私があれこれ言わなくても、患者さん一人ひとりをしっかり見て、気になることがあれば医師やスタッフに情報共有してくれるので助かっています。スタッフの笑顔や丁寧なコミュニケーションが、クリニックを自然と明るい雰囲気にしてくれていると思います。

休日はどのようにお過ごしになっていますか?
昔からクラシック音楽を聴くのが好きで、休みの日はコンサートに行ったりしています。あとは、オペラ鑑賞も趣味で、夏休みにはドイツでオペラを観てきました。生の公演はいつ観ても素晴らしいですが、本場のオペラは格別で一生忘れられない経験になりました。
じつは先日、金沢にいた頃に同じ音楽協会の会員だった恩師がひょっこり当院を訪ねてきたんです。その方は現在もサークルで歌われていて、クラシック音楽つながりで私のことを覚えていてくださいました。音楽が日々の癒やしになっているだけでなく、人との縁もつないでくれていて何重にも感動しました。
最後に、読者へメッセージをお願いします。

当院は、子どもの病気をただ診るのではなく、子育てをサポートするクリニックでありたいと思っています。診療を通じて保護者の方のお悩みにも寄り添い、子育てが少しでも楽しくなるように──そんな思いを込めて患者さんをお迎えしています。
また、近年はインターネットやSNSで手軽に情報を得られるようになり、保護者の方の知識も増えてきました。私も積極的に新しい情報を取り入れて、患者さんのニーズに応えられるよう日々精進したいと思います。これからも、いつでも安心して相談できるクリニックを目指し、地域に根ざした診療を続けてまいります。