更新日: 2026-03-03

基本情報

名称:
山野上内科クリニック
診療科目:
呼吸器内科, 消化器内科
住所:
〒 736-0067
広島県安芸郡海田町稲荷町7-15

電話番号082-823-7272電話
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JR海田市駅から徒歩約5分。江戸時代には西国街道の宿場町として栄え、今も趣のある街並みが残るこの地で、35年にわたり地域医療を支え続けているのが「山野上内科クリニック」だ。2014年には先代院長のご子息である山野上直樹先生が院長を継承し、医院名も「山野上消化器内科」から現在の名称へ。内科全般に加え、呼吸器内科・消化器内科を診療し、訪問診療にも取り組む“地域密着型”のクリニックとして親しまれている。

現院長の山野上先生は、大学病院や基幹病院、地域の中核病院で、専門とする呼吸器疾患を中心に、内科全般や消化器内科の診療経験を豊富に積んできた医師だ。先代院長の引退後も胃カメラ検査を含む消化器診療を継続し、専門性と総合力を兼ね備えた診療体制で、地域の幅広い医療ニーズに応えている。
「内科・呼吸器・消化器といった専門診療にとどまらず、“地域のよろず相談所”として、健康に関するあらゆる困りごとに寄り添いたい」と語る山野上先生。今回は、同院の特長や診療に込める想いについて詳しく伺った。

父の後を継ぎ、地域密着クリニックの二代目を継承。専門の呼吸器内科・内科に加え、消化器診療、訪問診療も行い地域の医療ニーズに幅広く対応

はじめに、山野上先生が医師を志したきっかけをお聞かせください。

山野上 直樹先生の写真

父が消化器内科医だったことから、幼い頃から医療が身近にあり、働く姿を見て育ったことが最初のきっかけだったと思います。本格的に医師を意識するようになったのは高校生の頃です。理系を専攻し、なかでも生物が好きで得意でした。学ぶほどに興味が深まり、「自分には医師という仕事が向いているのではないか」と思うようになり、医師を目指す決心が固まっていきました。

内科の中でも呼吸器内科を専門に選ばれたのには、何か理由があったのですか?

呼吸器疾患は、咳や息切れ、呼吸困難といった“苦しさ”を伴うことが多く、治療がうまくいくと患者さんのQOL(生活の質)が大きく改善します。一方で、肺がんや肺炎のように命に直結する病気も多く、責任は重いですが、その分やりがいのある分野だと感じました。
また、私が入局した呼吸器内科の雰囲気もとても良かったんです。患者さん一人ひとりに真剣に向き合う指導医や先輩方の姿に触れ、「自分もこういう医師になりたい」と思ったことも、呼吸器内科を選んだ理由のひとつでした。

貴院の院長に就かれるまでのご経歴を教えてください。

長崎大学医学部を卒業後、広島大学病院の第二内科(呼吸器内科)に入局しました。同院では、まず内科全般について幅広く研鑽を積み、その後、尾道総合病院の呼吸器内科へ赴任し、肺がん、肺炎、気管支喘息、COPDといった呼吸器疾患を中心に診療経験を積みました。
以降は、福山市のセントラル病院、呉市の中国労災病院、廿日市野村病院、安芸市民病院、吉島病院といった大学の関連病院に勤務し、重症の呼吸器疾患を数多く担当してきました。各病院で、診断から治療、急性期対応まで幅広い症例に向き合う中で、呼吸器内科医としての経験と視野を深めてまいりました。

勤務医時代には、呼吸器以外に消化器内科でも研鑽を積んだそうですね。

はい。尾道総合病院は、肝疾患を含む消化器系疾患の診療に強みのある病院でしたので、私も呼吸器内科という専門領域にとらわれず、胃カメラ・大腸カメラ、腹部超音波診断といった消化器内科の診療についても幅広く経験を積むことができました。
また、吉島病院は県西部でも数少ない結核病棟を有する病院です。そのため、肺結核や非結核性抗酸菌症などの呼吸器感染症についても、専門性を深める貴重な機会となりました。こうした多様な診療経験が、今の診療にも大いに活きていると感じています。

山野上先生が開業医に転身されたのには、何かきっかけがあったのでしょうか?

山野上内科クリニックの外観の写真

1990年に父が当院の前身である「山野上消化器内科」を開業し、地域医療を担ってきましたが、年齢とともに一人で診療を続けることが難しくなってきたことがきっかけです。
父は20年以上にわたり地域に根ざした医療を続けてくれていましたので、私もその思いを引き継ぎ支えたいと考え、2014年に院長を継承し、医院名を現在の「山野上内科クリニック」へと改称しました。
数年前まで父と一緒に診療を行っていましたが、現在は父も引退し、私が一人で当院の診療を担っています。これまで父が築いてきた地域の信頼を大切にしながら、今後も身近で頼れる医療を提供し続けていきたいと思っています。

2014年に山野上先生が医院を継承されてから、診療内容等に変更はありますか?

私が引き継ぐ前までは、内科と消化器内科を中心に診療していましたが、継承後は、それに私の専門の呼吸器内科の診療が加わっています。
勤務医時代には、消化器疾患や消化器内視鏡についても経験を積み、父からも多くを学んできましたので、胃カメラ検査を含む消化器内科の診療もこれまで通り継続しています。訪問診療も変わらず行い、地域の皆さんの健康を総合的にサポートできる医院を目指しています。