スペシャル対談

タレント・一般社団法人Woman's ways代表 潮田 玲子 Reiko Shiota

三浦 裕美子 監修 : ゆうレディースクリニック東小金井 三浦 裕美子 院長

「玲ちゃんもホルモンにはかなわない!」
先輩ママの言葉を実感——アスリート時代から産後・育児、更年期まで。潮田玲子さんに聞く“女性の不調”との向き合い方

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急に涙がポロポロと…。産後に経験したホルモンバランスの乱れ

潮田さんが自分の体やホルモンバランスを意識するようになったのはいつ頃でしたか?

出産のタイミングでした。もともと先輩ママから「産後はホルモンバランスが崩れるからね。急に涙が出てきたり気持ちが揺れたりするよ。さすがの玲ちゃんでもホルモンにはかなわないから!」と言われていて、頭の片隅にその言葉が残っていたんです。
そして実際に出産して1〜2ヶ月がたった頃、ふとした瞬間に涙がこぼれたり、小さな命を守ることへの責任の重さに怖くなったりしました。そのときに先輩ママの言葉を思い出して「これがホルモンの乱れなんだ」と実感しましたね。
私は事前に知っていたからこそ、「今の気持ちはおかしいことじゃない」と受け止めることができ、産後うつになる前に乗り越えられたと思います。でももし知らずに経験していたら、「ハッピーなはずなのに、どうして気持ちが沈むんだろう…」とものすごく悩んでしまっていたかもしれません。

そうだったのですね。私も産後にホルモンバランスの乱れを経験しました。私は自分が勤務していた病院で出産したのですが、子どもがやや低体重だったので、私だけ先に退院することになって。こうしたケースは数多く見てきたはずなのに、退院の準備をしながら不意に涙が込み上げて泣いてしまって、居合わせた病院スタッフに驚かれました。まさか自分がそんな状態になるとは思いもしませんでしたね。

先生もそんなご経験が!こうした産後のホルモンバランスの乱れは、どう乗り越えていったらよいのでしょうか?

潮田さんのように、まず自分の変化に「気づくこと」が大切です。そして、一人で抱え込まずに、周りの人に気持ちを伝えましょう。パートナーや家族、親御さん、友人、地域の方など、支えてくれる人は身近にたくさんいます。
最近は自治体の産後ケア事業も広がってきていて、サポートを受けられる場が増えています。しんどさを感じたら、「今ちょっとつらいんです…」と、まずは声に出してみてください。そうすることで、助けを得やすくなり、心や体の負担を少しでも軽くできると思います。