ちょっとした不調でもぜひ気軽にご相談を。患者さんの不安を取り除く医療を提供したい
貴院はエントランスから緑に囲まれ、院内にはアジアンテイストの家具が配されるなど、バリのリゾートのような雰囲気ですね。
クリニックにいらっしゃる患者さんは不調や不安を抱え、緊張しておられることが多いと思います。その緊張をほぐし、落ち着いた前向きな気持ちで診療を受けていただけるようにと考え、「クリニックらしくないクリニック」を目指してこのようにしつらえました。
先生が日々の診療で心がけていることを教えていただけますか?
「大局観を失わないこと」、つまり物事を俯瞰的に見ること、ある一部分をズームアップしすぎて全体を見失うことのないようにすることを日々の心得にしています。
人の体の中はすべてつながっており、さまざまな要素が影響を及ぼしあっています。例えば患者さんが胃に不調を感じておられたとしても、それが胃の疾患によるものとは限らず、別の器官の影響が回り回って胃に影響を及ぼしているということもあり得るのです。ですから、患者さんの診療においてはある一部分だけを切り取って診るのではなく、体内の関連性や影響を見落とさないよう患者さんの全身を総合的に診て、そのうえで診断することを大切にしています。
診療時間以外はどのようにお過ごしになっていますか?
実は私は趣味が山のようにありまして(笑)、医業のかたわら歌手として活動したり、自分自身でミュージックビデオを制作したり、さまざまなことをして過ごしています。野球観戦もその一つで、大の阪神タイガースファンとして、先日は沖縄まで春季キャンプを見に行きました。多くの趣味に囲まれ充実した休日を過ごすことが、いいリフレッシュになっています。
最後に今後の展望と、読者へのメッセージをお聞かせください。
私は、男女双方の患者さんの診療に携わってきた経験を踏まえた上で、女性医学のエキスパートとして、日々の診療にあたっています。このことは、女性のお悩みに総合的に対応する「女性総合診療」を提供する上で大きな礎になっていると考えています。この強みを生かしつつ引き続き医師として知見や技術を磨き、女性のお悩みに寄り添い不安を取り除けるような医療の提供に努めてまいります。
女性の場合、生理周期や年代によって女性ホルモンの分泌量が変動し、体調や臓器の働きもその変動の影響を大きく受けています。そうした影響で不調を感じることが多いものの、「こんなちょっとしたことを病院で相談してもいいのかな」と躊躇される方も多いのではないでしょうか。しかしそんなときこそ、ぜひ当院を頼っていただきたいと思います。当院では、ご来院くださった患者さんにほっとしてお帰りいただけるよう、ていねいに説明・治療いたします。一般的な健康診断も実施しているほか、レディースドックでは年代やお悩みなどに合わせた各種コースをご用意しています。ぜひお気軽にご相談ください。