更新日: 2023-07-26

基本情報

名称:
港南台どんぐりクリニック
診療科目:
内科, 小児科, 神経内科, アレルギー科
住所:
〒 292-0827
千葉県木更津市港南台3-4-1

電話番号0438-30-0006電話
する

「港南台どんぐりクリニック」は、千葉県木更津市の港南台、戸建て住宅が並ぶ一角に立つ。白を基調とした建物は青空に映え、周囲の穏やかな街並みにもほどよく調和している。

院長の佐藤龍太医師は、神経内科医として脳卒中・頭痛・認知症・パーキンソン病などの治療に研鑽を積んだ日本神経学会専門医、そして日本頭痛学会専門医である。さらに、総合内科での豊富な診療経験に加え、「地域医療を包括的に支えたい」と、開業前には基幹病院で小児科やアレルギー科にも身を置き、自ら修練を重ねてきた経歴を持つ。その先生の想いが実り、クリニックにはファミリー層を中心に、子どもから高齢者まで幅広い世代の患者が来院している。「地域の人々への貢献が医師の務め。健康で安心して暮らせる毎日を支えたい」とさわやかな笑顔で話す佐藤先生に、クリニックの日常や地域医療にかける思いなどを伺った。

専門の神経内科領域だけでなく、一般内科や小児科、放射線科まで幅広く経験を積んだ後、木更津の地に開業

先生が医師を志されたきっかけはありますか?

佐藤先生の写真

私の父は皮膚科の開業医で、母も医院の受付や事務を手伝っていました。医療がとても身近にある環境で育ち、医師という職業は「人を助けることができる仕事」で、さらに開業医は「地域の人々を笑顔にできる魅力的な仕事」なんだなと、「自分も医者になろう」と自然に思うようになっていましたね。
 
内科医の道を選んだのは、やはり医学の基本にして王道のように感じたからです。内科では幅広い疾患を診ることができますし、生活習慣病やアレルギーといった現代生活で多く見られる症状は、主に内科的アプローチで治療されます。「医師になるからにはできるだけ広い世代、多くの人たちに喜んでもらえるような仕事がしたい」という思いがありました。

東邦大学医学部へ進まれて、同医学部付属大森病院第二内科に入局されています。

はい。学生時代は内科の中でも神経疾患に興味があったのですが、当時、大森病院には神経内科はありませんでした。そこで、同じく興味のあった糖尿病治療にかかわれるという理由と、神経疾患も扱っているという2つの理由から第二内科に入局。糖尿病をはじめとする生活習慣病、風邪や胃腸炎を含む感染症、花粉症や気管支喘息などのアレルギー疾患まで幅広い症例に携わり、内科医としての基本を身につけることができました。
 
その後、第二内科自体が解散し、新たに東邦大学医療センター大森病院として神経内科が創設されましたので、私もその神経内科に移り、脳卒中・頭痛・認知症・パーキンソン病・癲癇・神経難病疾患などの治療に研鑽を積んできました。中でも頭痛、脳卒中の後遺症、末梢神経障害(しびれ・疼痛など)はクリニックを開いた今でも、私の得意とする診療分野です。

その後は基幹病院を回られて、さまざまな診療科に勤務されたようですね。

私には、医師を志した時点で「気力や体力が充実している若いうちに、自分のクリニックを開業したい」という明確なビジョンがありました。ですので、地域のニーズに応えられるよう、さらに幅広い経験を求めて神経内科以外にも、小児科や放射線科に勤務してきました。
 
実は、母と私の間では「私がクリニック開業を果たしたら、受付を手伝ってもらう」という約束を交わしていたのです。開業に向けて幅広い知見を得るための勉強を続けたのはその約束のためでもあります。残念ながら母は私の開業を待たずして天国へ旅立ってしまい、母との約束には間に合いませんでしたが、無事に開業の準備を整えることができ、2017年6月にこの木更津にて「港南台どんぐりクリニック」を構えることができました。

クリニック開業にあたり、この地を選ばれた理由はありますか?

母の実家が千葉県にあったため、千葉県内での開業を考えました。いくつかの候補地を訪れてみて、一目で気に入ったのがこの木更津市周辺です。アクアラインを使って都心にもアクセスしやすい立地でありながらも、海と山に囲まれた環境にはじゅうぶんな自然が残っていて、ファミリー層が安心して暮らせる素敵な街並みが広がっています。
 
そしてこの港南台は、まさに私が「開業するならこんな町がよい」と思い描いていた通りの、理想的な場所でした。また、実際にクリニックを開いて地域の人々と触れ合っていると、皆さんとてもあたたかい人ばかりで、ますますこのエリアが好きになっています。魅力たっぷりのこの地域にご縁が持てたのはとても幸運でしたね。

港南台どんぐりクリニックの外観の写真
子育て世帯も多く住む、緑豊かな住宅地にある
港南台どんぐりクリニックの院内の写真
白を基調とした明るくゆったり過ごせる待合室