人一倍高かった美容への関心。皮膚の健康を守るエキスパート、皮膚科医の道に
はじめに、医師を志したきっかけや皮膚科を専攻した理由をお聞かせください。
父が歯科医、叔父といとこが産婦人科医と、医療が身近な環境で育ったこともあり、自然と幼い頃から「自分も医師になりたいな」と思うようになっていました。
皮膚科を専攻したのは、高校生の頃から美容の意識が人一倍高かったことが大きいですね。当時は、「日焼け止めは肌に悪い」と言われていた時代だったのですが、「紫外線から肌を守るためには必要なこと」という自分なりの信念を貫き、毎日しっかり日焼け止めを塗っていました(笑)。それくらい美容への強い関心がありましたので、皮膚の健康を守るエキスパートである皮膚科医の道に進むのはごく自然な流れでしたね。
開院されるまでの経緯を教えてください。
大阪医科大学卒業後は、同大学付属病院で湿疹、アトピー性皮膚炎、乾癬、脱毛症など、さまざまな皮膚の疾患に携わってきました。中でも力を入れていたのは「ニキビ」の治療です。ニキビは「青春のシンボル」などといわれ、誰もが経験するありふれた皮膚トラブルですが、毛の根元にある毛包や皮脂腺が炎症を起こしている状態で、「ざ瘡(ざそう)」という立派な皮膚の病気です。皮膚科医として、どういったアプローチでニキビ治療にあたるべきか、たくさんの患者さんを診療し、それぞれの症状や原因に応じた対処を行いながら研鑽を重ねてきました。
その後、2007年に日本皮膚科学会認定皮膚科専門医を、2008年に医学博士号を取得し、2008年に当院を開院しました。
この場所に開業された理由をお聞かせください。
私は京都生まれの京都育ち。いずれは生まれ育ったこの京都で開業し、地元の方々に貢献していきたいと考えていました。
ここ四条烏丸に開院したのは、何より利便性の良さが決め手ですね。阪急京都本線烏丸駅から徒歩2分、地下鉄四条駅から徒歩4分の場所にあり、多方面からのアクセスが抜群なので、たくさんの患者さんに通っていただきやすいと思ったのが一番の理由です。
おかげさまで開業から14年、女性だけではなく男性やお子さん、ご年配の方まで幅広い年代の方が来院されています。地元の皆さんにとって「身近な皮膚科」として信頼いただけている証かなとうれしく思います。