更新日: 2021-11-04

基本情報

名称:
松ヶ崎駅前おくだクリニック
診療科目:
内科, 消化器内科, 内視鏡内科
住所:
〒 606-0954
京都府京都市左京区松ヶ崎壱町田町4-5 クレスト松ヶ崎1階

電話番号075-712-1165電話
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京都市営地下鉄烏丸線の松ヶ崎駅からすぐ、駅前のビル1階に2021年7月に開院したのが「松ヶ崎駅前おくだクリニック」だ。院内は真新しくも落ち着いたモダンな雰囲気で、地域の高齢者や働き盛り世代を中心に、すでに多くの患者が訪れている。
奥田 孝太郎院長は、開院までの20年間、京都府立医科大学附属病院やその関連病院で、消化管の内視鏡検査や消化器がんの内視鏡治療に従事してきた、内視鏡診療のスペシャリスト。その奥田先生が行う苦痛の少ない内視鏡検査が同院の特徴である。
「大腸がんで苦しむ方をゼロにするために、大腸内視鏡検査の必要性を啓蒙していきたい」と語る奥田院長に、開業への思いや注力する内視鏡検査、趣味などについて幅広くお伺いしました。

20年間で培った内視鏡診療の技術を地域の人に還元したいと開業を決意

はじめに、医師を志したきっかけを教えてください。

実は、最初は工学部の建築学科に進学して、一般企業に就職したんです。社会人として真面目にサラリーマン生活を送っていたのですが、すぐに、「自分のやりがいがもっとダイレクトに跳ね返ってきて、さらに社会貢献にも繋がる仕事がしたい」と考えるようになりました。
祖父も父も医師だったこともあり、もともと、医師という職業は身近なものでしたが、改めて自分の進路を真剣に考えた時に、「人々の健康を支えることで、社会貢献も実現できる医師になりたい」という思いが強くなり、そこから勉強しなおして医学部を受験、医師としてのキャリアをスタートさせました。

開院までの経緯と消化器内科を専攻された理由を教えてください。

奥田院長の写真1
開院までの20年間、消化管の内視鏡検査や、胃がんや大腸がんの切除など消化器がんの内視鏡治療に携わってきました。

大学卒業後、京都府立医科大学附属病院の消化器内科に入局しました。消化器内科は、食道・胃・大腸など口から肛門までの臓器、消化に関わる肝臓・膵臓など幅広い部位を診る診療科であり、それに加え、内視鏡検査で診断はもちろん、がんやポリープの切除など、外科手術とまではいかないまでも、それに準じた内視鏡治療に取り組むことができます。こうした内科・外科の両方の側面を持つところに大きな魅力を感じました。

内視鏡を専門として日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医となってからは、大学病院や関連病院で、精度の高さにこだわった消化管の内視鏡検査や、主に胃がんや大腸がんの切除など消化器がんの内視鏡治療に携わり研鑽を積んできました。
また、勤務医8年目から4年間赴任した福知山市民病院では、医師が不足していたこともあり、内視鏡診療だけではなく、生活習慣病など一般内科の診療から救急まで幅広く経験を積むことができました。

この地に開院するに至った背景には、先生のどんな思いがあったのでしょうか?

大学病院に来られる患者さんは、すでにがんが進行している場合も多く、内視鏡専門医として内視鏡による高度ながん治療も数多く行ってきました。そういった診療や後輩の指導に携わること20年、自分の中で「高度な内視鏡治療をやり切った」と思うようになってきたんです。
そして、これから自分が何をやりたいのか、何をやるべきなのか、を考えた時に、「大腸がんや胃がんで亡くなる方を減らすために、内視鏡検査をもっと多くの方に受けてもらいたい」と思うようになりました。
高度な内視鏡治療は、消化器がんなど重篤な病気の治癒に繋げることは可能で、もちろん患者さんやそのご家族からは喜ばれますが、がんそのものの発症を減らすことには寄与しません。

20年間で培った内視鏡診療の技術を地域の人に還元していきたい、そして、大腸がんや胃がんの発症予防に尽力したいと、自宅に近いこの地に「松ヶ崎駅前おくだクリニック」を開業するに至りました。

松ヶ崎駅前おくだクリニックの待合室
モダンで洗練された雰囲気の待合室。