更新日: 2025-07-10

基本情報

名称:
ハヤカワクリニック
診療科目:
ペインクリニック内科, 内科, 麻酔科, 整形外科
住所:
〒 350-1114
埼玉県川越市東田町23-2 ドミ東田105

電話番号049-247-5733電話
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JR埼京線・川越駅から徒歩10分、住宅街のなかにある「ハヤカワクリニック」は、ペインクリニック内科、麻酔科、整形外科、内科を掲げる地域のクリニックだ。院長の早川佳彦先生は、麻酔科専門医として大学病院や関連病院で手術患者の全身管理に従事するほか、救命救急や集中治療室(ICU)でも幅広い疾患に対応し研鑽を重ねてきた。
2003年に開業した同院では、「体の痛み」を専門的に診るペインクリニックをはじめ、外傷や関節痛などの整形外科疾患、発熱や風邪、生活習慣病といった内科疾患まで幅広く診療。通院が難しい患者に対する在宅医療も実施し、多面的に地域医療に貢献している。「地域の方々の健康寿命を延ばすお手伝いをしたい」と語る早川院長に、これまでの経歴や同院の診療内容について伺った。

※日本麻酔科学会麻酔科専門医

大学病院で麻酔科専門医として幅広い症例を経験。地域医療への貢献を決意し、生まれ育った川越で開業

はじめに、医師を志したきっかけと麻酔科を専攻された理由を教えてください。

早川 佳彦先生の写真

我が家は代々医師の家系で、私の父は麻酔科医、母は歯科医でした。また、高校の同級生も大半が医学部に進むような環境でしたので、私も自然と医師を目指すようになりました。

川崎医科大学医学部卒業後は、昭和大学の麻酔科に入局しました。最初は眼科に興味を持っていたのですが、研修でさまざまな診療科をまわるなかで最終的に麻酔科を専攻しました。父の影響もあったのかもしれませんが、今振り返ってみると、麻酔科医の黙々と仕事を進めていく感じが自分の性格に合っていたようにも思います。
入局後は、大学病院や東京船員保険病院(現・JCHO東京高輪病院)、東京労災病院などの関連病院で臨床に従事しました。

一般的に、麻酔科医はどのような役割を担っているのでしょうか?

麻酔科医の主要な役割は、手術を受ける患者さんへの麻酔と全身管理になります。手術前には診察や問診を行い、体の状態を把握したうえで手術時にどのように麻酔を用いるかを検討し、患者さんにご説明します。手術当日は患者さんの心拍数や血圧、呼吸状態、体温などを随時確認し、患者さんの全身状態を適切に保ちながら麻酔を実施。手術後も主治医と連携して痛みを和らげる疼痛管理などを行い、患者さんの回復をサポートします。
勤務医時代は麻酔科専門医として数多くの患者さんを担当し、さまざまな症例に立ち会って研鑽を重ねました。

手術以外の診療に携わることもあるのでしょうか?

病院によっては、救命救急や重篤な患者さんを24時間体制で治療する集中治療室(ICU)で麻酔医が必要とされる場面も多くあります。私も手術室勤務のほかに、救命救急で多くの患者さんを診療しました。救急での診療は、事故による外傷から精神疾患で搬送されてくる方まで千差万別ですので、幅広い疾患に携わって経験を積むことができ、現在の診療にも活かされていると思います。
また、週に1回、大学病院の外来で神経痛や腰下肢痛、頭痛など、さまざまな痛みに対する診療を行うペインクリニックにも従事し、痛みの緩和に取り組んできました。

そして2003年にハヤカワクリニックを開院されました。開業を決心された想いをお聞かせください。

じつは、勤務医のときに「開業しよう」と考えたことはなかったんです。ただ、親も高齢になっていましたし、さまざまな環境の変化が重なって、地元の川越に戻って開業医となり地域医療に貢献しようと決意しました。
当院のある場所はもともと父が開業していたところで、私が子どもの頃に住んでいた場所でもあります。小学校からの友人が開業しているクリニックが近くにあるので連携もとりやすいですし、麻酔科医としての専門性を活かした診療で今後も地域の方々のお役に立ちたいと思っています。

ハヤカワクリニックの院内の写真
すっきりと落ち着いた雰囲気の待合室