30年以上、大学病院で股関節疾患や関節リウマチを中心に研鑽を積む。もっと患者と密接に関わりたいと開業を決意
はじめに、先生が医師を志したきっかけと、整形外科を専門とされた理由をお聞かせください。

祖父が病院を経営しており、そうした環境で育つうちに自然と医学に興味を持つようになりました。両親も私が医師になることを望んでいたように思います。埼玉医科大学に進み、同大学の整形外科に入局しました。専攻の理由は、私自身が学生時代に柔道とラグビーに打ち込んでいたこともあり、運動器疾患やスポーツ医学に関わりたいと考えたからです。両部の先輩が整形外科に在籍されており、勧誘されたこともきっかけになりました。
2016年に貴院を開院されるまでのご経歴を教えてください。
私は30年以上にわたり、埼玉医科大学をはじめ、丸山記念総合病院や小川赤十字病院など関連病院の第一線で股関節疾患や関節リウマチを中心とした診療に携わってまいりました。結核予防会新山手病院では整形外科科長、埼玉医科大学整形外科では助教授や教授を務めさせていただき、診療だけでなく後進の育成もしながら研鑽を積みました。
充実した日々ではありましたが、整形外科疾患だけでなく、その他の疾患のことも相談していただける「身近な健康パートナー」として、患者さんともっと密接に関わっていきたいと考え、開業を決意しました。
貴院にはどのような患者さんが来院されていますか?
お子さんからご高齢の方まで幅広い年代の方が来院されます。土地柄、ご高齢の方が多く、腰や肩、膝など関節の痛みを訴えてこられる患者さんが多いですね。私はスポーツ医学にも精通していますので、スポーツによる骨折や捻挫、打撲といったスポーツ外傷でいらっしゃる方も少なくありません。その他、交通事故や労災によるケガなど、幅広く診療しています。
当院は土日祝日も休まず診療を行っておりますので、「土日しか通院が難しい」という方や、「他院で長期的に治療を受けているがなかなかよくならない」という方が県外から来院されることもあり、やりがいを感じています。
