多くの患者さんが痛みを抱えて来院されるため、少しでも症状が和らぎ、笑顔でお帰りいただけるよう「痛みの緩和」に重点を置いて診療にあたっています。リハビリや注射など、患者さん一人ひとりに適切な治療法を組み合わせてご提案していますが、専門用語はできるだけ避け、分かりやすい言葉で丁寧にご説明することを心がけています。

また、大学病院に勤務していた頃とくらべると、最新の医療情報に触れる機会は限られがちです。そのため、講演会への参加や専門誌の購読を通じて常に知識をアップデートし、医療の進歩に遅れをとらないよう努めています。大学病院では整形外科の研究に特化していましたが、現在のクリニックでは整形外科以外の症状についても患者さんからご相談を受ける機会が増えましたので、特に内科領域や泌尿器科疾患については、より幅広い知識を身につけることで、患者さんの多様なニーズにお応えできるよう心がけています。

どんな病気でも、早期発見と早期治療が何より大切です。少しでも体調の変化や異常を感じたら、迷わず専門医に相談することをおすすめします。最近では、病院を受診する前にインターネットで症状を調べる方が増えていますが、その結果、どんな情報も自分の症状に当てはまる気がして、不安を感じてしまうケースも少なくありません。ネット上には医学的根拠のない誤った情報も多く存在しますので、そういった情報に振り回されず、まずは専門医の的確な診断を受けていただきたいと思います。

私自身も健康管理に気を配り、できるだけ長く診療を続けていきたいと考えています。これからも患者さん一人ひとりに寄り添った診療を大切にし、初めて来院される方にも安心していただけるクリニックを目指しています。どのような症状でも丁寧にお話を伺いますし、セカンドオピニオンも受け付けています。なかなか症状が改善しないとお悩みの方も、どうぞお気軽にご相談ください。