更新日: 2023-06-20

基本情報

名称:
首藤耳鼻咽喉科
診療科目:
耳鼻咽喉科, アレルギー科, 気管食道科
住所:
〒 870-0945
大分県大分市津守12組2

電話番号097-567-8714電話
する

歯科医師の知見を活かした診療と充実した医療設備を強みに、病気の早期発見・早期治療に尽力

現在、どのような患者さんが来院されていますか?

首藤先生の写真

年齢層はとても幅広く、下は0歳児、上は100歳を超える方もいらっしゃいます。私は、耳、鼻、ノドと、いわゆる耳鼻咽喉科の領域すべてを幅広く診療していますので、受診される患者さんも、風邪、花粉症や副鼻腔炎(蓄膿症)、中耳炎、ウイルスや細菌などによるノドの炎症などさまざまな病気で来院されています。

また、当院には手術用顕微鏡を備えていますので、複雑な耳垢取りや、中耳炎の鼓膜切開などの小手術にも対応し、適応があればアレルギーのレーザー治療も行っております。最近は、補聴器や禁煙のご相談、睡眠時無呼吸症候群などいびきの悩みで来院される方も多いですね。

耳鼻咽喉科の病気全般を幅広く診療しているとのことですが、その中でも特に、力を入れている診療はありますか?

私の強みは、歯科医としての知見を活かした診療ができることだと思っていますので、口腔内に原因がある可能性も念頭に置きながら、耳鼻咽喉科での治療が適切なのか、歯科の治療や両科の連携が必要なのか、あるいは他の科の治療が必要であるのかなどを見極め、迅速に治療への道筋をつけることに力を入れています。

実際、耳鼻咽喉科を受診される患者さんの症状は、歯科だけでなく、さまざまな科と重複するところがあります。たとえば、お子さんの症状だと小児科、ノドの症状だと消化器内科、目の近くだと眼科、頭痛やめまいだと脳神経外科というように、耳・鼻・ノドとは別の視点での診療が必要な場合も多いため、近隣の他科の先生方や高次医療機関ともしっかり連携して、一刻も早く適切な治療に結びつくように努めています。

検査体制もかなり充実されているそうですね。

首藤耳鼻咽喉科の医療機器の写真
耳鼻科コーンビームCT

患者さんにとって身近な場所で、基幹病院に近いレベルの検査や治療が受けられるようなクリニックを、との思いがあり開業の際に医療設備にはこだわりました。たとえば、開院時の2007年当時では、まだ導入しているクリニックが少なかった、「耳鼻科コーンビームCT」(高画像でありながら、被曝量が従来の30分の1)は、副鼻腔や中耳、内耳の状態を鮮明に描出することができるので、レントゲンでは確認しづらい病変を診断するのに有用です。先ほどお話した副鼻腔炎などの症状で、鼻と口腔内のどちらに原因があるのかを確かめるときにも活用しています。

そのほか、ノドの違和感や首のしこりなどの症状に対して、耳下腺や顎下腺、甲状腺、リンパ節の状態を確認する頸部超音波(エコー)検査機器や、鼻や耳、ノドの状態を実際に目で見て確認できる電子内視鏡(ファイバー)なども備えています。こうした医療機器を充実させることで、開業のきっかけの一つでもあったがんの早期発見にも力を入れて取り組んでいます。

なお、万が一、こうした検査で、より専門的な検査や治療が必要な病気が見つかった場合は、早期に近隣の連携病院をご紹介していますので、安心して受診していただきたいです。

首藤耳鼻咽喉科の院内の写真
明るく広々としていて、あたたかい雰囲気の待合室