やりがいに溢れる毎日に満足。医師こそ天職。健康のトータルサポートを目指して、次なる視線は予防医療のその先へ
日々の診療で心がけていることはありますか?

「患者さんファースト」を信念に、患者さんの声にはできるだけ耳を傾け、お気持ちに寄り添うことを心がけています。治療についても、それぞれの患者さんにとって何が一番大切かをよく考えた上で選択肢をお伝えし、お一人おひとりに合った適切な治療が提供できるように努めています。
また、患者さんとお話している中で、たとえば、子どもの付き添いでいらっしゃったお母さん自身にも気になるアレルギー症状があることがわかったり、高齢の親の受診で来られた息子さんからも生活習慣病の相談を受けたりというように、患者さん本人だけでなくその家族の健康まで見守らせていただくようなこともあります。地域のホームドクターとして信頼され、親しみを感じてもらえるなら、とても幸せなことですね。
ところで、休日はどうお過ごしでしょうか?
「仕事が趣味なんです!」と答えると、冗談だと思われることが多いのですが、実際のところ、私には休日らしい休日はほとんどなく、ほぼ毎日、何らかの形で患者さんと向き合っていることが多いですね。当クリニックでは日曜の診察がありますし、平日は朝一番から検査をしてそのまま午前中の診察、お昼に往診をして回って、夕方からは午後の診察に戻り終わるのは夜の8時か9時、というのが私にとっては普通のことです。クリニックの定休日である水曜や祝日も、産業医の仕事や勉強会などの予定を入れています。
どんなに忙しくても私にとってはこれで快適で、満足して働いています。きっと医師という職業は私の天職なのでしょう。クリニックのスタッフたちがよくサポートしてくれますし、家族もそんな私を献身的に支えてくれます。特に、事務などの裏方業務を引き受けてくれている妻には感謝しかありません。
クリニックの今後の展望などもお聞かせください。
冒頭にもお話したプライマリ・ケアの考えに基づき、これからも地域に根付いた親しみやすい医療サービスの提供を心がけていきたいです。患者さんからの多様なニーズにはどんどん応えていきたいと思いますので、現在もクリニックで実施している、在宅診療や管理栄養士による食事指導、医療ツーリズムの受け入れ、メディカルエステなどもそれぞれ発展させていけたらと思っています。
また、今後もっとも力を入れたいのは予防医療の分野で、疾患の早期発見に向けた定期検診の啓発、日常的な生活習慣の指導などを積極的に進めていこうと考えています。実はそのために「全日本メディカルクラブ」と称して、私が理想とするプライマリ・ケアをベースとし、がんをはじめとした各種リスク検査や美容と健康のためのトータルサポートを定期的に提供する会員制サービスも始めています。
さいごに、読者や患者さんに向けたメッセージをお願いします。

当クリニックでは「関わる全ての人に健康であってほしい」という究極の目標に向け、医療を中心とした7つのキーワード「癒・健・食・在・旅・美・予防」を七色の虹に例え、当院を受診されたすべての人の生活に、幸せの虹をかけることをモットーとしています。
これからも地域の皆様に喜ばれる医療サービス、たくさんの人を笑顔にできる医療サービスの提供を常に意識して、クリニックのスタッフとともに邁進していく所存です。健康にかかわることで何か不安や相談してみたいことがあれば、ぜひ一度、当クリニックまでお越しください。お待ちしております。