更新日: 2023-06-01

基本情報

名称:
長谷川医院
診療科目:
内科, 消化器内科, 糖尿病内科, 呼吸器・アレルギー科
住所:
〒 651-2144
兵庫県神戸市西区小山1丁目3-27

電話番号078-926-1688電話
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神戸市西区の住宅街、二ツ屋公園前停留所から徒歩1分ほどの場所にある「長谷川医院」。「“暮らし”のそばにある地域の家庭医」をコンセプトに、長谷川博司院長が1999年に開業した医院だ。基幹病院で培った専門性を生かし、胃や大腸の内視鏡検査をメインに、糖尿病などの生活習慣病や呼吸器疾患、アレルギー疾患まで、総合的な内科診療に対応している。

一人ひとりと向き合った丁寧な診療と朗らかな人柄により、地域住人の信頼を集める長谷川院長は、「診療・検査をするだけでなく、その後の日常を見据えたフォローアップを重視している」と語る。自身が開業に至った経緯や注力している内視鏡検査、さらに今後の展望などについてじっくりとお話を伺った。

消化器内科医としてキャリアを積んだ後、1か所に腰を据え一人ひとりの患者さんを長く見守りたいと開業を決意

はじめに、医師をめざしたきっかけをお聞かせください。

長谷川先生の写真

中高生の頃、将来について考えたときに、自分が会社という組織に属し、その中のルールに従い組織の利益のために働く、ということがまったく想像できなかったんです。マイペースな性分なので、誰かに指図されて動くような働き方は自分には向かないだろうと(笑)。

そんな私にとって、医師という仕事は「人の健康を預かるという使命のもと、さまざまな患者さんと接することで毎日新しい発見があり、ずっと高いモチベーションで従事することができる職業」のように思えたのです。今考えると、医師であろうが他のどんな仕事であろうが、情熱を持って働けるかどうかは自分次第だと思いますが……なにせ10代でしたからね(笑)。若さゆえの思い込みで突き進んだ道でしたが、今でもこうして開業医を続けていられるのだから、あの時の見立てはあながち間違いではなかったかもしれません。

開業されるまでのご経歴や、開業に至った先生の想いを教えてください。

徳島大学医学部を卒業後、地元に戻り神戸大学医学部の第二内科(現・糖尿病・内分泌内科)に入局しました。内科は、一番命と関わる分野でもあり、長期的なコントロールが必要な疾患が多いので、患者さんの生活習慣や食生活も含め、いかに総合的にマネジメントできるかが重要です。患者さんの暮らしに寄り添い、一人ひとりの患者さんを長く見守ることができる、そこに魅力を感じていました。さまざまな科をローテーションする中で、大学卒業当時は腎臓内科に興味がありましたが、最終的に恩師の勧めもあって消化器内科に進みました。

消化器には食道、大腸、胃などの消化管と、肝臓、膵臓などがありますが、私が神戸大学医学部で所属していたのは、膵臓を研究するグループでした。慢性膵炎で消化酵素が充分に出なくなった人は糖尿病を発症しますし、逆にインスリンなどのホルモンは食物の消化や吸収を修飾します。臨床診療では、兵庫県立成人病センター(現:兵庫県立がんセンター)の消化器内科で、胃がんや大腸がん、肝臓がん、急性炎症、免疫疾患など、色々な病気の診療・治療を経験させていただきました。

約14年間の勤務医時代を経て、「1か所に腰を据え、一人ひとりの患者さんともっと長く、深く関わっていきたい」という思いから、1999年、生まれ育った地元から近く、土地勘もあったここ神戸市西区で「長谷川医院」を開業するに至りました。

長谷川医院の外観写真
幹線道路沿いにあり、車を15台停められる駐車場も完備
長谷川医院の待合室写真
カラフルな椅子が並び、奥にキッズスペースを備えた待合室