更新日: 2023-06-01

基本情報

名称:
長谷川医院
診療科目:
内科, 消化器内科, 糖尿病内科, 呼吸器・アレルギー科
住所:
〒 651-2144
兵庫県神戸市西区小山1丁目3-27

電話番号078-926-1688電話
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消化器内科と糖尿病診療を軸に、総合的な内科診療に対応。内視鏡検査のハードルを下げたいと尽力

どのような症状の患者さんが多く来院されていますか?

消化器内科と糖尿病内科を標榜していますので、やはり便通異常や胸やけなど腹部に関する症状や糖尿病の患者さんは多いですが、「指の先を切った」「顔にブツブツができた」など、本当にさまざまな主訴の患者さんが来院されます。

当院は「住宅街の中の地域の家庭医」が開業当初からのコンセプトですので、私が専門とする消化器疾患以外でも、呼吸器疾患、花粉症などの免疫アレルギー疾患、睡眠時無呼吸症候群、いびき、認知症、メンタルヘルスまで、幅広く診療を行っています。

対応できることにはもちろん全力で取り組みますし、他の専門医に診てもらうべき症状かどうかを見極める、ある種仕分け的な役割も担っているといえますね。それが「地域の家庭医」の大切な役割のひとつだと思っています。よく日本医師会が、「病気の専門家が病院なら、命の専門家が開業医」という表現をしますが、とても重要な役割を担っていると受け止めています。

特に力を入れている診療について教えてください。

長谷川先生の写真

やはり長年、専門医として診療を行ってきた消化器疾患に関しては力を入れています。中でも胃や大腸の内視鏡検査は、ポリープやがんなどの早期発見・早期治療につながるので積極的に活用し、診断や治療に結びつけていきたいと考えています。ですが、内視鏡検査は「苦しい」「つらい」「スケジュールの調整が大変そう」とイメージされている患者さんも多いと思いますので、なるべく検査へのハードルを下げるよう努めています。

胃の内視鏡検査は、鼻から細くてしなやかな内視鏡スコープを挿入する経鼻内視鏡を使用し、挿入時の「おえっ」という咽頭反射が出ないよう工夫しています。鎮静剤の使用は患者さんの状況によって判断していますので、過去に検査でつらい思いをした方など、不安がある方は気軽にご相談いただきたいですね。

大腸の内視鏡検査は、平日以外に第1、第3土曜日の午後にも実施しています。今は若い世代で大腸がんにかかる方も増えていますが、30代、40代の働き盛りの世代は、忙しさから内視鏡検査を受けたことがないという方も多く見られます。そういった方にこそ大腸内視鏡検査を一度経験してもらい、自分の体に目を向けてもらうきっかけにしていただきたいと考えました。土曜日であれば患者さんも仕事の調整もしやすいと思い、他院の消化器専門医にも協力を仰ぎ、土曜日の検査予約を可能にしています。

ポリープなどの病変であれば当院で切除手術ができますし、精査のうえ、さらに詳しい検査や外科的治療が必要であると判断した場合には、迅速に提携病院をご紹介させていただきます。少しでもおなかの調子が悪いと思ったら、躊躇せずに早めに検査を受けていただきたいですね。

糖尿病診療について詳しくお聞かせいただけますか。

長谷川先生の写真

糖尿病も、研究や臨床を通して学んだ分野ですので、生活習慣の改善指導から、血糖値を下げる飲み薬やインスリン注射などの薬物療法まで、患者さん一人ひとりにできるだけ適切な治療法をご提案しています。

特に、糖尿病で重要なのは食事療法です。食事療法をしっかり行わなければ、どんなにお薬を飲んでいても血糖値が下がらず、上質な効果が上がりません。管理栄養士がその指導を担当している医院も多いと思いますが、当院では私が直接患者さんに指導させていただき、スタッフが補足しています。時間かかってしまうというデメリットもありますが、患者さん個々の症状や食習慣をできるだけ勘案して、その患者さんに適切な医療を提供したいという想いで説明しています。「この食材はこの量で○カロリーくらいです、こういった調理法で食べましょうね」というように具体的な目標を提案し、ひとつずつでも実践していただけるよう根気強く指導できればと考えています。