更新日: 2023-07-26

基本情報

名称:
港南台どんぐりクリニック
診療科目:
内科, 小児科, 神経内科, アレルギー科
住所:
〒 292-0827
千葉県木更津市港南台3-4-1

電話番号0438-30-0006電話
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頭痛や脳卒中の後遺症など専門分野から、感染症や生活習慣病まで、幅広く地域住民の健康を支える

クリニックにはどのような患者さんが来られますか?

佐藤先生の写真

私の専門である神経内科では、脳卒中やパーキンソン病の後遺症、認知症、末梢神経障害などで、比較的ご高齢の患者さんが来院されています。ただ、同じ神経内科疾患でも片頭痛などの症状で相談に来られるのは若い方が多いですね。
 
また、地域のかかりつけ医として内科や小児科、アレルギー科にも対応しており、近隣に住むファミリー層を中心に幅広い世代の方々に受診いただいています。風邪をはじめとする感染症や花粉症は全年代、年齢が上がると消化器疾患や糖尿病などの生活習慣病での受診が目立ちます。お子さんですと最近では、アレルギーや気管支炎の相談が増えている印象です。当クリニックが地域医療を支え、皆さんから信頼される「かかりつけ医」であることは私の第一目標でもありますので、気軽に立ち寄れるクリニックとして、皆さんに認識してもらえていれば嬉しいですね。

特に力を入れている診療について教えてください。

特定の疾患に注力するというよりは、幅広く地域の皆さんの健康をサポートできるように対応しております。ただ、その中でも私の専門である頭痛のご相談が増えており、一人ひとりにあった治療の提供に努めています。頭痛のほとんどは、痛みはつらいけれども命にはかかわらない「こわくない頭痛」ですが、一部には放っておくと命にかかわる「こわい頭痛」があります。診察時はまずこれらをしっかりと区別することが重要です。
 
「こわい頭痛」は医学上、二次性頭痛または器質性頭痛疾患と呼ばれ、くも膜下出血や脳動脈解離、脳血管攣縮、脳腫瘍など重篤な疾患が原因となっているものです。いつもと痛みかたが違う頭痛、日に日に頻度と程度が増していく頭痛などの場合は早急に受診する必要があります。当クリニックでも、「こわい頭痛」を疑ったときは、速やかに専門の医療機関へご紹介します。
 
一方、「こわい頭痛」ではないことの確認ができれば、あとは「こわくない頭痛」、医学上は一次性頭痛と呼ばれる頭痛です。代表的なものに片頭痛、緊張型頭痛、三叉神経痛などがあり、これらの症状は多くの場合、適切な薬の処方と生活習慣の見直すことで症状をコントロールすることができます。

頭痛の予防や頭痛症状を改善する生活習慣とはどういったものでしょうか?

佐藤先生の写真

守ってほしいアドバイスは5つあり

  1. こまめな水分補給を心がける
  2. じゅうぶんな睡眠をとる
  3. 身体を冷やさないようにする
  4. 長時間、同じ姿勢を続けない
  5. 適度な運動をする


これらの生活習慣に気をつければ、多くの患者さんで症状がかなり改善しています。日常的に頭痛に悩んでいる方は、ぜひ試していただきたいですね。
 
また、頭痛治療に関しては効果的な予防薬や新薬も次々と出てきています。生活習慣を見直しても症状が出るようでしたら、ぜひご相談ください。