更新日: 2023-06-09

基本情報

名称:
さくらい内科クリニック
診療科目:
内科, 循環器内科
住所:
〒 673-0022
兵庫県明石市王子1丁目3-8 モンテ フェリーチェ1階

電話番号078-924-7111電話
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患者さんの話をよく聞き、専門性を活かしたていねいな検査で、地域の人々の健康を支えるのが使命

クリニックには、どういった患者さんが来院されますか?

「地域のかかりつけ医」として、風邪などの感染症、アレルギー疾患、生活習慣病などさまざまな症状で、幅広い年代の患者さんが来院されています。なかでも高血圧・糖尿病・脂質異常症など生活習慣病で相談に来られる方が比較的多いでしょうか。
 
ご高齢の方ですと、私の専門である心臓や血管の持病で受診される方、働き盛り世代の患者さんですと、健康診断で異常値を指摘されて受診されるケースも多いですね。また、通院が困難な患者さんには、訪問診療にも可能な限り積極的に対応しております。

クリニックの特長や、特に力を入れていることについて教えてください。

さくらい内科クリニックの院内・医療機器の写真
心臓超音波検査(心エコー)室

そうですね。当クリニックでは、心電図、レントゲン撮影、血液検査といった基本的な検査だけでなく、心臓超音波検査(心エコー)や、不整脈の程度を詳しく調べる24時間心電図検査(ホルター心電図)、1日の血圧の変動を評価する24時間血圧検査(ABPM)といった専門性の高い医療機器を揃えており、私の専門分野でもある心臓や血管について、より詳しい検査をお受け頂くことができます。
 
また、どの検査においても、基本に忠実にていねいにおこなうことを重視しています。たとえば、生活習慣に起因していることが多い高血圧症の中にも、副腎腫瘍や甲状腺疾患など他の病気が潜んでいる場合もあります。そういったことを見逃さないように、患者さんの話にもしっかりと耳を傾け、総合的な検査・診断ができるよう心がけています。
 
最近特に力を入れているのは「睡眠時無呼吸症候群」の検査と治療です。睡眠時無呼吸症候群というのは睡眠中にイビキをかいて何度も呼吸が止まる病気で、現在の日本に約900万人以上の患者さんがいると推計されているにもかかわらず、その中で適切な治療を受けている人は1割ほどとされています。
 
初期症状はいびきや日中の眠気、倦怠感程度なので気づかれにくく、軽視されがちですが、近年の研究では、高血圧・糖尿病・脳卒中・狭心症・心筋梗塞などの重篤な疾患と深く関連することが明らかになり、また、認知機能の低下に繋がることも分かってきており、生活習慣病を含めた他の疾患への悪影響も指摘されています。

睡眠時無呼吸症候群の検査や治療の流れを教えてください。

櫻井先生の写真

初診時の詳しい問診と丁寧な診察から、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合には、検査を行います。これは、「自宅で、簡単な」検査装置を装着して一晩眠るだけの検査です。その結果を元に、症状に合わせた治療を進めていきます。
 
治療法はいくつかあり、病気の程度によって、一人ひとりに適した治療法を選択したり、併用したりして行います。比較的症状が重い場合の治療法としては、内科的に効果が立証されている「CPAP療法」があります。これは、夜寝ている間に鼻マスクを装着して、鼻から気道に空気を送り込む療法です。CPAPを装着している間のデータは当院に送信されてくるため、受診時には現在の治療状況をお知らせすることができます。その他、生活習慣の改善、禁煙、ダイエットなど患者さんの症状や状況によって、アドバイスさせていただきます。
 
脳卒中や心筋梗塞などの重篤な疾患を発症する前に、イビキ、無呼吸、昼間の眠気等の自覚症状があればすぐに受診して頂きたいですし、家族のいびきや無呼吸に気がついた場合も受診を促して頂ければと思います。