更新日: 2025-05-28

基本情報

名称:
鶴見小野駅前内科・内視鏡クリニック
診療科目:
内科, 消化器内科
住所:
〒 230-0047
神奈川県横浜市鶴見区下野谷町3-88-1

電話番号045-717-7843電話
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JR鶴見線・鶴見小野駅東口を出てすぐ、踏切手前を右に曲がると、「鶴見小野駅前内科・内視鏡クリニック」の看板が見えてくる。駅から徒歩1分という好立地に加え、提携駐車場を16台分備えており、電車でも車でもアクセスしやすい環境が整っている。院長を務める中島祥裕先生は、川崎市内の中核病院で消化器病専門医※1・消化器内視鏡専門医※2として豊富な内視鏡検査・治療に携わり、経験を積んできたベテラン医師。加えて内科専門医※3として幅広い内科診療にも従事し、救急医療の現場でも活躍してきた経歴をもつ。

2025年4月に開院した同院では、一般内科や生活習慣病の診療はもちろん、消化器内科としての専門性を活かし、内視鏡検査にも注力。「痛そう」「つらそう」と敬遠されがちな検査を、少しでも安心して受けられるものにするべく、「苦痛の少ない内視鏡検査」の提供に力を注いでいる。その根底には、「不安なときに気軽に相談できる身近な存在として、地域の健康を支えたい」という強い想いがある。今回は中島院長に、これまでの歩みや診療にかける思いについて伺った。

※1 日本消化器病学会消化器病専門医 ※2 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医 ※3 日本内科学会内科専門医

内科・消化器内科・救急医療と多様な医療を経験。地域のかかりつけ医となり健康を支えたいとの想いから開業へ

はじめに、先生が医師を志したきっかけをお聞かせください。

中島 祥裕先生の写真

私の叔父が開業医をしていたことに加え、祖父からも「医者はやりがいのある仕事だよ」とよく聞かされていました。そんな環境の影響もあり、幼い頃から医師という職業に憧れを抱くようになったのだと思います。小学校の卒業文集には、すでに「将来は医師かプロ野球選手になりたい」と書いていましたね。

先生は東京医科大学に進まれ、ご卒業後は消化器内科を専攻されたとのことですが、数ある診療科の中で、なぜその道を選ばれたのでしょうか?

消化器内科の大きな魅力のひとつは、内視鏡検査を通じて胃や大腸の微細な変化まで直接観察できる点にあります。がんをはじめとする消化器疾患を早期に発見し、適切なタイミングで治療へとつなげることが可能です。特に、早期で見つけることができれば、開腹手術ではなく内視鏡による低侵襲の治療で完結するケースも少なくありません。患者さんの心身への負担が少なく、回復も早いという点に大きな意義を感じました。
また、内視鏡の操作には繊細な技術が求められますが、その分、診断・治療の手技に没頭できる楽しさや手応えもあります。そうした臨床技術の面白さに惹かれたことも、消化器内科を選んだ理由の一つです。

勤務医時代は主に川崎幸病院で、消化器病専門医・消化器内視鏡専門医として医業に邁進されてきたとのことですが、この間に診てこられた主な症状や疾患について教えてください。

消化器内科は、食道・胃・十二指腸・小腸・大腸・肝臓・胆のう・膵臓といった臓器に関わる幅広い疾患を扱う診療科です。私は勤務医時代、これらすべての臓器に関する疾患に対応し、特に内視鏡検査・治療においては年間1,000件以上を担当。診断から処置まで一貫して携わり、経験を重ねてまいりました。
また、消化器疾患に限らず、総合内科専門医として肺炎や尿路感染症などの一般内科疾患にも日常的に対応していました。幅広い内科診療のスキルを磨けたことも、大きな財産だと感じています。

勤務していた川崎幸病院は、「断らない医療」を理念に掲げ、年間およそ1万件もの救急搬送を受け入れる中核病院です。私も在籍当初から救急当直に入り、救急医療の最前線に立ちながら、搬送された患者さんの初期対応を担当していました。バイタルサインの管理や緊急度・重症度の見極めを行い、どの診療科に引き継ぐべきかを判断して、各科と連携を図る役割を担っていました。3年目からは救急のリーダーを務め、責任ある立場で医療チームを統括する役割も経験しました。多様な疾患と向き合う中で培った「患者さんが今どのような状態にあり、どれほど急を要するかを見極める力」は、現在の診療においても大きな支えとなっています。

そして2025年4月、「鶴見小野駅前内科・内視鏡クリニック」を開業されました。開業を決意された背景には、どのようなお考えがあったのでしょうか。

救急医療の現場では、心不全や脳梗塞、脳出血といった重篤な疾患の患者さんを数多く診てきました。その中には、「もし日頃から信頼できるかかりつけ医のもとで健康管理や定期検査を受けていれば、ここまで悪化する前に手を打てたのでは」と感じるケースも少なくありませんでした。

また、消化器疾患の早期発見に欠かせない内視鏡検査についても、多くの方が「つらそう」「怖い」といった不安から受診をためらい、検査を先延ばしにしてしまうのが現状です。対応できる医療機関が限られていることもあり、気づいたときには進行がんだったというケースも、決して珍しくありません。
そうした日々の診療経験を通じて、「もっと身近に、気軽に相談できる存在でありながら、専門性の高い医療にもきちんと対応できる。そんな“地域のかかりつけ医”としての役割を自分が担いたい」と強く思うようになりました。内視鏡を含む質の高い医療を、もっと受けやすく、もっと近くに──その想いを形にしたのが、このクリニックです。

鶴見小野駅前内科・内視鏡クリニックの外観の写真
鶴見小野駅東口を出て徒歩1分。通学や通勤、買い物のついでにも立ち寄りやすいクリニック
鶴見小野駅前内科・内視鏡クリニックの院内の写真
ベージュやブラウンを基調にした院内は、温かみのある雰囲気で快適に過ごせる空間に