更新日: 2025-04-10

基本情報

名称:
南加瀬しらい整形外科クリニック
診療科目:
整形外科, リハビリテーション科, リウマチ科
住所:
〒 212-0055
神奈川県川崎市幸区南加瀬2-6-8 南加瀬メディカルモール3階

電話番号044-588-0066電話
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神奈川県川崎市幸区南加瀬、尻手黒川道路から少し入った場所にある「南加瀬メディカルモール」の3階に位置する「南加瀬しらい整形外科クリニック」。院長の白井利明先生は、横浜市立大学整形外科をはじめ多くの関連病院での経験を積み、特に足や膝の疾患に深い知識を持つ。これまで、変形性膝関節症や外傷によるケガ、骨折など、整形外科疾患全般の治療に携わってきた整形外科専門医だ。
その知見を生かし、同院では、整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科を掲げ、骨粗しょう症や変形性膝関節症、関節リウマチの治療はもちろん、一般的な整形外科疾患にも幅広く対応している。理学療法士による運動器リハビリも積極的に取り入れ、痛みやケガに悩む患者の声に耳を傾けながら、予防や早期発見、健康寿命の延伸を意識した医療提供を心がけている。「思いやりのある診療を通じて、患者が安心して通えるクリニックを目指したい」と語る白井院長。これまでの経歴に加え、特に注力している骨粗しょう症の検査や運動器リハビリについて詳しくお話を伺った。

※日本整形外科学会整形外科専門医

整形外科医を主人公とする小説をきっかけに医師の道へ。地元での開業で地域医療に貢献

はじめに、先生が医師を志したきっかけをお聞かせください。

白井 利明先生の写真

父は医師ではないものの大学病院に勤務しており、親戚にも医師が多かったため、医療が身近な環境で育ちました。しかし、幼い頃から医師を目指していたわけではありません。理数系が得意だったことから理工学部を受験しましたが、浪人することに。その浪人時代に渡辺淳一の小説『白夜』を読み、整形外科医として生きる主人公の姿に感銘を受け、医師という職業への強い関心が芽生えました。

先生が整形外科を専門に選ばれたのも、その小説の影響でしょうか?

もちろん、それも大きな要因ですが、決め手となった理由が二つあります。
一つ目は、手に職をつけられる外科に惹かれたこと。大学の臨床実習で整形外科の診療や治療の現場を目の当たりにし、自分の適性に合っていると実感しました。二つ目は、整形外科は命に関わる疾患が比較的少なく、治療や手術によって患者さんの症状が目に見えて改善するケースが多いこと。その変化を直接感じられる点に、大きなやりがいを見出し、整形外科の道を選びました。

これまでのご経歴と、携わってこられた主な疾患や症例について教えてください。

山梨医科大学(現・山梨大学医学部)を卒業後、国立横浜病院(現・横浜医療センター)での研修を経て、横浜市立大学整形外科に入局。以降、関連の基幹病院や三島市にある三島中央病院に勤務し、捻挫や骨折といった外傷から、膝・腰・脊椎・股関節の疾患まで、整形外科疾患全般にわたり幅広く経験を積みました。
2004年からは横浜市立大学整形外科教室の助手として勤務し、専門である膝や足の疾患を中心に診療を行いました。さらに、人工膝関節置換術や関節鏡を用いた手術などにも携わり、専門的な知識と技術を磨いてきました。

そして、2021年に貴院を開業されました。どのような想いから開業を決心されたのでしょうか?

2006年から3年間、国際医療福祉大学熱海病院に勤務した後、横浜市立大学整形外科の医局を退局しました。ちょうどその頃、子どもが生まれたこともあり、自然が豊かで子育てのしやすい静岡県に移住し、市中病院で勤務医として診療を続けていました。
しかし、高齢の親のことが気がかりになり、地元の川崎市に戻ることを決意。このまま勤務医を続けるか、それとも開業するかを考えたとき、せっかく川崎に帰るのであれば、生まれ育った土地で地域医療に貢献したい——その想いが強まり、開業を決意しました。

南加瀬しらい整形外科クリニックの外観の写真
県道11号線から少し入った場所にある「南加瀬メディカルモール」の3階に位置する