勤務医時代のキャリアを活かし、小児科一般の病気だけでなく、乳幼児健診、予防接種、スキンケア指導にも力を入れる
どのような患者さんが多く来院されますか?
風邪や発熱、腹痛、便秘、気管支炎などの一般的な小児科の病気をはじめ、アトピーの相談にみえる患者さんもおられます。年齢としては、0~2歳児がもっとも多く、次に保育園や幼稚園に通っている3歳から就学前のお子さんが多いでしょうか。最近は、小児の新型コロナのワクチン接種の関係で知っていただく機会が多くなり、就学児も増えています。
特に、力を入れている診療はありますか?
いまのところ、患者さんの多くが0~2歳のお子さんということもあって、乳幼児健診や予防接種に力を入れています。また、お子さんの肌トラブルについてご相談をいただくことも多く、勤務医時代に教わり培った知識と経験を活かしたスキンケア指導にも力を入れています。また、いずれは、お子さんの「こころ」の診療をできたらいいなと考えています。
貴院で実施されている乳幼児健診、予防接種について教えてください。
乳幼児健診については、当院では、生後3か月健診からお受けしています。生まれたばかりのお子さんを連れての外出は、とても負担が重く、健診までの待ち時間も長引くとつらいと思います。そこで、極力待ち時間を減らし、他の患者さんとの接触も減らすために、当院の乳幼児健診は通常診療とは別枠の完全予約制とし、WEBからご予約いただけるようにしています。
柏市交付の「乳児一般健康診査受診票」(母子健康手帳別冊)をご利用いただくと、合計2回(生後3か月〜6か月の1回、9か月〜11か月の1回)分の健診費用が公費で賄われています。
予防接種についても、同じく別枠を設け、完全予約制で実施しています。
実際に、ワクチンで防ぐことができる病気はたくさんあります。
私は、予防医学の観点からも予防接種について正しい知識を発信し、一人でも多くのお子さんの健康を守っていきたいと考えています。
生後2ヶ月の誕生日がワクチンデビューのタイミングですが、いつどれを接種したらよいのかと戸惑われる親御さんも少なくありませんので、お子さんにとって最適なワクチン接種のスケジュールをご提案しています。
定期予防接種は、一部を除いて公費で賄われており、当院ではほとんどの定期予防接種に対応しています。自費の予防接種も実施していますので、お気軽にご相談いただけたら嬉しいですね。