一人ひとりの患者とその家族に真摯に向き合い、信頼され、愛されるクリニックをめざす
日々の診療で心がけていることを教えてください。
「忙しいときこそ丁寧に」ということを肝に銘じて日々診療にあたっています。それは、以前、「流れるような動作」と「流れ作業」は、まったく別のものだとご指摘いただいたことがありまして…。お一人おひとりの患者さんに対して、しっかりと向き合うことを大切に、たとえ短い時間でも心をなくさずに診療するよう心掛けています。
また、コロナ禍が続く中で、患者さんにご迷惑をおかけしないよう、私だけでなく、当院のスタッフも含めて健康を維持することも大切だと思っています。スタッフ同士で声を掛け合い、体調を気づかいながら助け合って仕事をしています。
「宇宙」「海」「空」と名付けられた診察室がユニークです。壁の絵本や院内の装飾もお子さんが喜びそうですね。
当院のロゴや壁にネコのモチーフをあしらい、3つある診察室「宇宙」「海」「空」とトイレ「池」は、それぞれテーマカラーの青色を少し変えて表現しています。
待合室の本棚には、当院のスタッフが選んだお子さんたちが好きそうなもの、知人・友人からプレゼントされたもの、出版社からご寄贈されたものを並べています。
通常診療もWEBから順番が取れるシステムを導入していますが、どうしても診察までの待ち時間ができてしまうことがあります。クリニックがお子さんにとってイヤな場所ではなく、宇宙や海、空を冒険するような楽しさを、少しでも親しみを感じられる場所になればいいなと考えています。
紙で作った季節ごとのお飾りやアクアビーズのキャラクターなども、スタッフが手づくりで装飾しているんですよ。季節の変化も楽しみに来院してくださったら嬉しいですね。
お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか？
以前は友人と出掛け、おいしい食事を楽しむことでリフレッシュしていました。コロナ禍になってからは外出もままならないので、最近は、お気に入りの本を読みながら、飼っているネコと一緒に自宅でのんびりするのが幸せな時間です。ネコの方は、幸せを感じているかはわかりませんが・・（笑）。
さいごに、今後の展望や読者へのメッセージをお願いいたします。
当院は、2021年7月5日に開業したばかりで、子どもで言うとまだよちよち歩きです。
「診療に満足して帰っていただけただろうか」と振り返ったときに、「もっとこうすればよかった」と反省することもあります。「当院を受診して良かった」「相談して安心できた」と感じていただけるようなクリニックにしたいと日々努力しています。
親御さんやご家族にとって、子育ては、楽しい、嬉しいことばかりではなく、つらく大変で思いがけない場面も多いと思いますし、お子さんが体調不良のときはなおさら不安でしょう。そんなときに当院に来て、少しでも気持ちが前向きになったら、抱えていた不安が軽くなったら嬉しいですね。
この柏の地で、子どもたちと一緒に私自身も成長して、信頼され愛されるクリニックをめざして頑張ってまいります。そして、当院にいらしたお子さんもご家族も笑顔になってもらえるようにサポートさせていただきます。お子さんのことで心配なことがありましたらご相談ください。