更新日: 2025-03-17

基本情報

名称:
たかすな内科・胃腸内科クリニック
診療科目:
内科, 胃腸内科, 消化器内科
住所:
〒 135-0062
東京都江東区東雲1-9-22

電話番号03-3536-3003電話
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胃・大腸の内視鏡検査に注力。患者の安全と負担軽減を第一に考え、病気の早期発見を図る

そして2006年11月、地域に根ざした医療を提供したいとの想いから「たかすな内科・胃腸内科クリニック」を開業されました。貴院にはどのような患者さんが来院されていますか?

たかすな内科・胃腸内科クリニックの外観の写真
タワーマンション・東雲キャナルコート1Fにあり、都心からのアクセスも良好

内科領域では生活習慣病の患者さんが比較的多く、特に40代から70代の糖尿病の患者さんが多数来院されています。そのほか、高血圧や脂質代謝異常(高脂血症)の患者さんもおみえになります。胃腸内科や消化器科の領域では、おなかの痛みを訴えてこられる方がとても多く、中学生ぐらいの患者さんから90歳ぐらいの方まで、患者さんの年代も幅広いです。

貴院では、胃・大腸の内視鏡検査に注力されていると伺いました。

はい、胃の内視鏡検査(胃カメラ)と大腸の内視鏡検査(大腸カメラ)の両方を実施しています。胃の内視鏡検査については、口から内視鏡を入れる経口内視鏡検査と、鼻から内視鏡を入れる経鼻内視鏡検査がありますが、当院では経口内視鏡検査の利点に着目し、経口内視鏡検査に対応しています。

経口内視鏡検査の利点とは、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?

経口内視鏡は経鼻内視鏡に比べて高画質なカメラ映像をリアルタイムで送信できるため、より詳細に消化管の状態を確認できる点です。これにより、小さな異常や微細な病変も発見しやすくなります。また、腹痛などの症状で来院された患者さんに内視鏡検査を行うと、消化管内の出血が見つかることがあります。その際、経口内視鏡であれば、その場で止血処置を行うことが可能です。さらに、魚の骨や入れ歯などを誤飲した際の異物除去にも対応できるため、診断だけでなく治療の面でも大きな役割を果たします。
 
そうした機能の分、経口内視鏡の管には多少太さがありますので、管が細く挿入時の苦しさを和らげやすい経鼻内視鏡検査を希望される方もいらっしゃると思います。ただ日本では、左右の鼻の穴の間にある鼻中隔という壁が曲がっている方が多く、経鼻内視鏡検査が向かないケースが少なくありません。そうしたことから、当院では今のところ経口内視鏡検査に注力しています。

内視鏡検査では、鎮静剤の使用に対応していますか?

高砂 憲一先生の写真

はい、当院では患者さんのご希望に応じて鎮静剤を使用し、リラックスした状態で検査を受けていただくことが可能です。ただし、鎮静剤の使用により、血圧が下がったり、呼吸が弱くなったりすることがあります。また、検査後は鎮静剤の効果が完全に切れるまで院内で安静にしていただく必要があります。
一方で、鎮静剤を使わずに検査を行う場合も、消化器内視鏡専門医として培ってきた技術を生かし、できるだけ苦痛を抑えた検査を心がけています。実際、当院で鎮静剤を使用せずに検査を受けた患者さんからは、「思っていたより楽だった」というお声をいただくことも多くあります。
 
また、大腸内視鏡検査では、鎮静剤を使わないことで、リアルタイムでカメラ映像をご覧いただきながら検査を進めることができます。その場で状況を詳しくご説明できるため、ご自身の状態をより深く理解していただく機会にもなります。当院では、検査の流れや鎮静剤の使用について詳しくご説明し、患者さんのご要望をしっかり伺いながら、最適な方法を一緒に考えて進めてまいります。気になることがありましたら、まずはお気軽にご相談いただければと思います。

大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合、その場で切除することになるのでしょうか?

ポリープを切除した場合、その後3週間ほどは経過観察が必要となります。ですので、鎮静剤を使っていない場合はその場で患者さんにご説明して、切除するかどうか確認した上で対応しています。
 鎮静下で内視鏡検査を行っている場合や、難しい位置にポリープがある場合などは、安全を第一に考え、別の日に改めて切除をご提案することもあります。また、当院で対応が難しい病変が見つかった場合などは、適切な連携医療機関をすみやかにご紹介いたしますので、どうぞご安心ください。