更新日: 2025-03-17

基本情報

名称:
たかすな内科・胃腸内科クリニック
診療科目:
内科, 胃腸内科, 消化器内科
住所:
〒 135-0062
東京都江東区東雲1-9-22

電話番号03-3536-3003電話
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有楽町線・辰巳駅、同・豊洲駅、りんかい線・東雲駅の3駅を利用可能なタワーマンション・東雲キャナルコート。都心からのアクセスも良好なこの場所の一角で、地域に根ざした診療を手がけているのが「たかすな内科・胃腸内科クリニック」だ。
院長の高砂憲一先生は、大学病院などで消化器内科医として数多くの患者の診療にあたってきた。胃や腸の疾患を中心に多様な症例の臨床に携わり、内視鏡検査・治療についても当時の先端的な治療技術をいち早く習得するなど、消化器内視鏡専門医として豊富な経験を重ねてきたエキスパートだ。同院では、内科、胃腸内科、消化器科を掲げて医療を提供している。とりわけ注力しているのは胃や腸の内視鏡検査で、長年の経験で培ってきた知見や技術を生かして早期発見・早期治療を実現すべく、患者の不安や負担に配慮した検査の実施に尽力している。
「患者さんが気兼ねなくお悩みを相談し、ご不安を少しでも軽くして笑顔でお帰りいただける、そんなクリニックでありたい」と語る高砂院長に、勤務医時代の経験や同院の特徴、地域医療への想いなどについてお話を伺った。

※日本消化器内視鏡学会内視鏡専門医

多くの患者の役に立ちたいとの想いから消化器内科の道へ。エキスパートに学んで内視鏡技術を研鑽

はじめに、先生が医師を志したきっかけをお聞かせください。

高砂 憲一先生の写真

私は三人姉弟の末っ子で、長姉は歯科医、次姉は薬剤師を経て歯科医になりました。また、幼い頃に父を亡くしたこともあり、私にとって医療は常に身近な存在でした。進路を考える年齢になったとき、「人の役に立ち、やりがいのある仕事がしたい」と思い、自ずと医師の道を志すようになり、日本大学医学部に進学しました。

大学卒業後、同大学の第三内科(現・内科学系糖尿病代謝内科学分野)に入局されました。数ある診療科の中で、なぜ消化器内科を選ばれたのでしょうか?

消化器内科は、胃や腸、食道、肝臓、膵臓、胆囊など、多岐にわたる臓器を診る診療科です。しかし、そこであらわれる症状のすべてが消化器疾患に起因するとは限りません。例えば、風邪を引いた患者さんが腹痛を訴えることもあれば、腹痛の原因を調べた結果、実は心疾患だったというケースもあります。
私は、消化器内科の専門性を高めることで、こうした多様な症状に的確に対応できるようになりたいと考えました。加えて、消化器疾患の診療にとどまらず、内科全般の診療にも役立てるスキルを身につけられる点にも魅力を感じました。
 
研修を通じて、心臓カテーテル治療などで重篤な患者さんを救う循環器内科にも惹かれましたが、高度な専門治療はどうしても大病院が中心になります。一方で、私は地域に根ざし、日常的な診療を通じて患者さんの健康を支えたいという思いを強く持っていました。より幅広い疾患に対応し、患者さんの身近な存在であり続ける——その理想を実現するために、消化器内科の道を選びました。

日本大学医学部附属駿河台病院(現・日本大学病院)をはじめとする大学病院や関連病院に勤務し、医業に邁進されました。この間、どのような疾患を診てこられたのでしょうか?

研修医時代は、内科全般の診療を担当し、消化器疾患に加え、白血病や骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫といった血液疾患の治療にも携わりました。また、救命救急センターでは、緊急性の高い症例に対応し、救急医療の現場で経験を積みました。
 
消化器内科では、当初はB型肝炎・C型肝炎、肝硬変、食道静脈瘤破裂、肝臓がんといった肝疾患の患者さんを多く診療していました。その後、専門を胃腸にシフトし、胃がんや大腸がんをはじめ、潰瘍性大腸炎やクローン病などの難病も含め、さまざまな症例の臨床に従事し、研鑽を重ねました。同時に、内視鏡検査・治療にも積極的に取り組み、消化器内視鏡専門医として技術を磨いてきました。特に、早期の消化器がんに対する治療として重要な「内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)」の習得に力を入れました。当時は、この手技を実施できる施設が限られていましたが、優れた技術を持つ先生のもとで学び、治療に取り入れました。
 
現在、当院は在宅療養支援診療所の指定を受けており、休診日には通院が難しい方への訪問診療も行っています。訪問診療では、経口摂取が困難な患者さんに対して、カテーテルを用いた中心静脈栄養による栄養補給を行うことがあります。この手技も勤務医時代に学び、数多くの症例を経験してきました。

たかすな内科・胃腸内科クリニックの院内の写真
白を基調に赤色の椅子が映える、モダンな雰囲気の待合室