更新日: 2021-09-01

基本情報

名称:
ナビタスクリニック立川
診療科目:
内科, 小児科, 皮膚科, 血液内科
住所:
〒 190-0023
東京都立川市柴崎町3丁目1-1 エキュート立川4階

電話番号042-521-5334電話
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患者さんのニーズを考え、患者さんの立場に立った診療をモットーに

どのような患者さんが来院されますか?また、力を入れている診療などはありますか?

久住英二理事長の写真2
「予防に勝る医療はない」と、積極的にワクチン接種を実施しています。

昼間は、お母さん方や地域の高齢者、夕方からはサラリーマンなど受診される患者さんの年代層はさまざまです。テレワークの普及で、すこし受診される時間帯は変わっていますけど・・・。当然ながら小児科にはお子さんがたくさん受診されます。

診療科によって主訴もさまざまですが、積極的に取り組んでいる診療に「鉄欠乏性貧血」があります。貧血外来・血液内科には、だるさやめまい、階段を上ったり、走ったりしたときの息切れなど、貧血の症状を訴える20~40代の女性が多く来院されます。その貧血の原因として一番多いのが、赤血球の成分であるヘモグロビンを作るのに必要な鉄が不足することで起こる「鉄欠乏性貧血」です。女性は月経による出血が原因であることが多く、40代では2割以上の方が鉄欠乏性貧血になっています。そのほかの原因として、スポーツによって踵の衝撃により赤血球が壊れることや、多量の発汗により鉄を喪失する「スポーツ貧血」があげられます。
鉄欠乏性貧血の治療は、内服や注射による鉄の補充が有効です。ただし、治療によって症状が改善しても月経や運動が続く限りは再発しやすいので、鉄剤による鉄補充を継続する必要があります。

血液内科では貧血をはじめ、特発性血小板減少性紫斑病、本態性血小板血症などの血小板の病気や、白血球減少症・増加症、白血病などの白血球の病気などにも対応しています。
近隣の病院から逆紹介されて、容体の安定した慢性の白血病や、骨髄移植後の方など、専門的な医療もおこなっています。また、貧血の精査を他のクリニックから依頼されたりなど、血液専門医としての知識と経験を活かして診療しています。

虎の門病院の血液科では移植を中心に行っていましたので、細菌感染やウイルス、真菌による日和見感染(免疫力の低下によって通常ではほとんど病気をおこさないような病原体によって引き起こされる感染症)など、普段は見ることのないような感染症を多く診てきました。日々の診療でもその知識や経験を活かして、HIV感染症はじめ、マラリアやデング熱が疑われる海外旅行後の発熱や下痢症状など、さまざまな感染症の診療をおこなっています。そして、そういった感染症の多くは、ワクチンで予防することができます。私は、「予防に勝る医療はない」と考えていて、ワクチン接種も積極的に実施しています。

また、トラベルクリニックを設けていますので、個人で海外に渡航される方はもちろん、企業から海外赴任前の社員をご紹介いただいたりと、海外渡航予定の多くの方にご利用いただいています。
飛行機で長時間同じ姿勢をとることによって生じる血栓症、日本にはない感染症、高地の場合には高山病など、海外渡航にはさまざまな健康リスクが伴います。
感染症や旅行医学を専門とする医師として、これらの海外渡航に伴って生じるさまざまな健康問題に対して、ワクチン接種や予防薬の処方、そして渡航中のメンタルヘルス、持病の管理、日常生活で気を付けたいことなどさまざまなアドバイスをおこなっています。

特に、ワクチンに関しては、できるだけ患者さんのニーズに応えていくために、国内で販売されていないワクチンは個人輸入をして提供しています。さらに、渡航の日程によっては1種類ずつ接種していると間に合わない場合があります。私は、免疫のない状態で渡航するよりも、同時接種のリスクの方が低いと考えて、同時接種を積極的におこなっています。渡航前の準備で忙しい方々からは好評をいただいています。