更新日: 2024-03-13

基本情報

名称:
西宮敬愛会病院 低侵襲治療部門COKU
診療科目:
外科, 消化器外科
住所:
〒 663-8203
兵庫県西宮市深津町7-5

電話番号0798-64-0059電話
する

患者との信頼関係と高い治療技術、知識向上の三位一体を追求しながら、やさしさと思いやりに溢れる診療を実践

日々の診療では、どのようなことを心がけていますか?

【大塚医師】患者さんと信頼関係を築くことを何よりも大切にしています。COKUは、「手術に伴う心身の負担を限りなくゼロに近づけること」を目標としていますので、患者さんとの対話から不安の種を拾い上げ、病気の根治を目指すとともに患者さんの心も癒せるような、ホスピタリティマインドをもった診療を心がけています。

【三賀森医師】私も大塚先生と同じですね。さらに付け加えるとしたら、手術手技の鍛錬を怠らず、常に高度な技術をもって治療にあたることを心がけています。また、医療は日々進歩していますので、医学論文や学会活動などを通して知識をアップデートし、患者さんに還元し続けていきたいと思っています。

清潔感があり、明るい院内の雰囲気からも、患者さんへのやさしさが感じられますね。

西宮敬愛会病院 低侵襲治療部門COKU の院内の写真

【大塚医師】ありがとうございます。外科手術を中心に行う施設ですので、特に清潔感は重視しました。その一方で、患者さんに緊張感を与えないように、明るくて落ち着ける雰囲気も大切にしています。手術後のリカバリールーム(回復室)は、淡いグリーンの壁に間接照明で、患者さんがリラックスできる音楽も流しています。

医療設備については、どのようなこだわりがありますか?

西宮敬愛会病院 低侵襲治療部門COKU の院内の写真

【三賀森医師】医療設備については、先進的な手術器具や検査機器を導入しています。たとえば、腹腔鏡手術システムは、4K画像により患部をリアルに把握することができる高性能機種を導入し、いわゆる「電気メス」と呼ばれる高周波手術装置は、安定した切開や止血に有効な機種を2タイプ使用しています。
手術器具もできるだけ小さな傷ですむような細径のものを揃え、万が一、予期せぬ事態によって開腹手術が必要になった場合でも、器具一式を揃えて臨機応変に対応できるように備えています。さらに、麻酔器や生体モニターも麻酔科の先生方がストレスなく全身管理に集中できるようにシステムを導入しています。

お忙しい日々だと思いますが、休日の過ごし方を教えてください。

【大塚医師】診療日は何かと忙しいため、休日は家族とゆっくり過ごす時間を大切にしています。子どもが2人いますので、たまに水族館に行ったりして、リフレッシュしていますね。

【三賀森医師】私も同じく、休日は子どもと遊んで過ごすことが多いですが、健康維持のために、なるべく時間を作ってスポーツジムに通うようにしています。あとは、たまにしか行けないですが、釣りに行くのも楽しみです。

さいごに、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

大塚 正久 医師と三賀森 学 医師の写真

【大塚医師】先ほどもお話ししたように、良性疾患の腹腔鏡手術に加えて、胃・大腸内視鏡検査や消化器ドックも始めるなど、今後も少しずつ当部門の診療科目を拡げていきたいと考えています。将来的には、外科的治療が必要な良性疾患全般に対して質の高い腹腔鏡手術やロボット手術を積極的に行う医療機関として、西日本を代表する施設になれればと思っています。
そのためにも、患者さんのニーズにしっかり応えられる存在として、治療だけでなく、周術期(術前・術中・術後)管理や患者さんの心のケアすべてにおいて、スタッフが一丸となって取り組んでいます。安心して手術を受けられるように全力でサポートしますので、お困りのことがあれば何でもご相談ください。

【三賀森医師】低侵襲治療は体の負担をできる限り抑えたものですが、やはり手術と聞くと不安に感じる方も多いと思います。当院では、患者さん一人ひとりに寄り添い、不安を少しでも取り除いていただけるようにしっかりと説明し、適切な治療を提供するよう心がけています。COKUの理念である「手術を受けたことも忘れてほしい」を目指して尽力してまいりますので、よろしくお願いいたします。