更新日: 2023-04-24

基本情報

名称:
水野胃腸クリニック
診療科目:
内科, 消化器内科, 内視鏡内科, 胃腸内科, 肛門内科, アレルギー科
住所:
〒 203-0053
東京都東久留米市本町3丁目8-19

電話番号042-420-6527電話
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確かな技術・観察眼の源は「消化管がんで亡くなる人を一人でも減らしたい」という強い信念

クリニックにはどのような患者さんが多く来院されますか?

当クリニックは、かかりつけ医として幅広く診療していますので、感冒などの急性疾患や、腹痛や下痢・便秘、胃腸の調子が悪いなどの消化器疾患、花粉症・アレルギー疾患などさまざまな症状で受診されています。年齢層も若い方は高校生から、ご高齢の方は90代の患者さんまでと幅広く来院されていますが、中高年からご高齢の世代ですと、高血圧や高脂血症、糖尿病、高尿酸血症(痛風)、肝機能障害、脂肪肝といった生活習慣病で定期受診されている方が多いです。
 
また、当クリニックは内視鏡検査を得意としていますので、胃カメラや大腸カメラを希望されて来院される方も多くいらっしゃいます。

注力されている内視鏡検査について教えてください。

水野先生の写真

胃カメラ(上部消化管内視鏡)検査は、内視鏡スコープを鼻または口から挿入し、食道、胃、十二指腸の粘膜を直接的に観察することで、胃がんや食道がんをはじめ、食道、胃、十二指腸のさまざまな病気を発見することができる検査です。
 
次に、大腸カメラ(大腸内視鏡)検査ですが、こちらは内視鏡スコープを肛門から挿入し大腸内の粘膜を観察することで、大腸がんやがん化する可能性のあるポリープ、大腸の炎症などを調べる検査になります。
 
当クリニックでは、「苦痛の少ない楽に受けられる検査」を掲げ、最新の内視鏡システムを完備し、長年培ってきた挿入技法で患者さんのご負担を軽減した胃カメラ・大腸カメラ検査を提供していることが大きな特徴です。導入している内視鏡システムは、NBI (狭帯域光観察)機能を搭載しており、特殊な光を当てることで従来では発見の難しかった小さい病変の発見も可能になっています。さらに挿入するスコープは画像解像度が高く拡大機能も備えており、粘膜の状態をより鮮明に映し出すことができます。こうした最先端システムと、日本消化器内視鏡学会専門医としての経験・確かな観察眼を両輪に、患者さんのご負担を最小限に小さな病変も見逃さない良質な検査の提供に努めています。

内視鏡検査では鎮静剤を活用されているとお伺いしました。

そうですね。内視鏡検査はいまだに「痛い」「苦しい」というイメージをお持ちの方も多く、胃腸に違和感を覚えても検査に二の足を踏んでしまう方が少なくありません。そのため、当クリニックでは苦痛をできるかぎり軽減できるように、様々な取り組みをしております。
 
鼻からの胃カメラでは、舌根に触れないので、咽頭の不快感があまりありません。口からの胃カメラでは、ご希望の方へは鎮静剤注射をおこなっております。大腸カメラでは、原則的に鎮静剤と鎮痛剤注射をして検査を行っております。鎮静剤注射では、患者さんはうとうととした状態で検査が受けられるので、スコープを挿入する不快感やストレスを和らげる効果が期待できます。実際、当クリニックで検査を受けた患者さんからは、「眠っているうちに終わっていた」「痛みを感じなかった」という声をたくさん頂戴しております。
 
また、働き世代でお忙しい方などのために、「胃カメラ・大腸カメラの同日検査」と、夕刻に胃カメラ検査を実施する「イブニング胃カメラ」を導入しています。病変の早期発見に繋がるように、少しでも多くの方に検査を受けていただく環境を整えていますので、ぜひ利用していただければと思います。

内視鏡検査では、ポリープ切除も同時になさるのですか?

水野先生の写真

はい。大腸カメラ検査中に切除適応で日帰りにて切除可能なポリープが見つかった場合、抗血栓薬(血液を固まりにくくする、サラサラにする薬)を服用中でなければ、そのまま内視鏡的ポリープ切除術を行っています。大腸がんの多くは大腸ポリープががん化して発生するので、ポリープ切除は大腸がんの予防に繋がります。
 
当クリニックで検査を受けた方で、ポリープが見つかったのは約4割。多くの方がその場で切除して帰られます。検査と同時に日帰りで施術できるため、再度下剤を飲んで1日かかるということもなく、ご好評いただいています。なお検査の結果、さらに詳しい検査や入院等での専門的な治療が必要と判断した場合には、患者さんに病状をしっかりお伝えした上で、ご本人の希望も考慮して適切な病院をご紹介させていただきます。