更新日: 2021-04-30

基本情報

名称:
もりやまこどもとアレルギークリニック
診療科目:
小児科, アレルギー科
住所:
〒 463-0079
愛知県名古屋市守山区幸心3丁目1507-2

電話番号052-795-2001電話
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中央本線新守山駅から徒歩10分、リスのロゴマークと広い駐車場が目印の「もりやまこどもとアレルギークリニック」。院長の吉田明生先生は日本小児科学会小児科専門医、そしてアトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどアレルギー疾患の診療に研鑽を積んできたアレルギー学会アレルギー専門医でもある。「子どもたちが笑顔になれるように、そしてご家族にとっても子育てが楽しいものになるように精一杯サポートしていきたい。」と穏やかな笑顔で語る吉田院長に、医師を志した理由やご専門のアレルギー診療のこと、日々の診療で大切にしていることなどをお聞きしました。

幼少期、妹の病気を診てくれた医師に憧れて小児科医の道へ

小児科の医師を志したきっかけ、アレルギー疾患を専門に選んだ理由を教えてください。

小児科の医師になりたいと思ったのは、子どもの頃の体験からです。私が4歳の頃、2つ下の妹が川崎病を患い入院したのです。当時はまだ、川崎病の治療法が確立しておらず、原因不明の心臓病であることしか聞かされていなかったため、両親がとても心配している姿をみていました。
その時に担当された小児科の医師が、藁にもすがる思いの両親に気を配り、真摯に対応されていたのをみて、医師に憧れを抱いたのが始まりです。私は覚えておりませんが、「ぼくがお医者さんになって、妹の病気を治すんだ。」と言っていたそうです(笑)。その後、「小児科の医師になる」という気持ちが揺らぐことはなく、ここまできました。

そして、アレルギーを専門に選んだのは、これも私自身、幼少期から中学生の頃まで長い期間、アトピー性皮膚炎で悩んでいた経験があったからです。

今はありがたいことに治療の甲斐あって私も妹もまったくの健康体ですが、病気を抱えたご家族の大変さ、アレルギー疾患のつらさなど身をもって知っているので、小さな患者さんと親御さんに寄り添い、実感を持ってお話を聞くことができるのではと思っています。

吉田明生院長1
幼少期、妹の病気を診てくれた医師に憧れて「小児科の医師になる」と、、、その気持ちが揺らぐことはありませんでした。

開業までの経緯について教えていただけますか?

小児科医としては、国立成育医療研究センターという東京にあるこども病院でキャリアをスタートしました。風邪や胃腸炎といったよくみられる疾患から複雑な慢性疾患、生死に関わる重篤な病気まで非常に幅広く経験を積みました。ここで国際標準の医療を学び、小児科医としての土台をつくりました。
その一方で、同センターアレルギー科において最先端のアレルギー診療を学ぶとともに臨床・研究にも従事しました。また、その後に移った名古屋市立西部医療センターにおいては、新生児医療とアレルギーの専門外来にも従事し、数多くの患者さんと向き合ってきました。

開業については、学生時代からいずれは患者さんにより身近な存在として関わり、地域に根差した医療をしていきたいと考えていました。名古屋市立西部医療センターで勤務していたときに、この守山区に小児科が少なくて困っているという声を聞き、患者さんのニーズに答えたい、そして同センターとも連携がとりやすい、とこの地に開業することを決めました。

本当に明るく温かみのあるクリニックですね。

ありがとうございます。守山区のマスコットキャラクターがリスをモチーフにした「モリスちゃん」ということもあり、「リスたちが遊ぶ森の中」をイメージしました。待合室や診察室の扉には、リスをメインにうさぎやタヌキなど可愛らしい動物たちを描いています。キッズスペースもあるメインの待合室は、大きな窓から日の光がいっぱい入り、森林浴をしているように患者さんたちにくつろいでもらえる温かみのある空間になったのではないかと思います。

もりやまこどもとアレルギークリニックの院内(受付・待合)
キッズスペースもある待合室は、日の光がいっぱい入る居心地の良い空間
もりやまこどもとアレルギークリニックの院内(非感染待合室入口)
アレルギー疾患・予防注射など感染症のない患者さんのための非感染待合室
そしてもう一つこだわったポイントは、感染症とその他の症状のお子さんの動線をしっかりと分けたところです。アレルギー疾患・予防注射など感染症のない患者さん用、風邪など感染症の患者さん用、そして水ぼうそうなど感染力の強い疾患の方に入っていただく完全隔離室と3室をご用意。待合室も分けることで安心して受診いただけるよう工夫をしています。