更新日: 2024-03-21

基本情報

名称:
たしろ代謝内科クリニック
診療科目:
内科, 代謝内科, 糖尿病内科, 耳鼻咽喉科
住所:
〒 814-0153
福岡県福岡市城南区樋井川3-5-11

電話番号092-287-3861電話
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甲状腺疾患、糖尿病を中心に、一般内科、耳鼻咽喉科、在宅療養まで幅広く診療

現在、どのような患者さんが多く来院されていますか?

田代 尚崇先生の写真

【尚崇院長】年齢は30代〜60代の方が中心で、主訴としては、高血圧や糖尿病をはじめ、橋本病やバセドウ病、甲状腺腫瘍といった甲状腺疾患のほか、風邪や花粉症、腹痛などの一般内科の患者さんも多いですね。禁煙や肥満のご相談で来院される患者さんもいらっしゃいます。

【未知副院長】尚崇院長も私も専門分野にかかわらず、どのような患者さんも診察させていただいています。そのせいか、「調子が悪いけれど何科に行けばいいのかわからないから来ました」という患者さんも多くいらっしゃいますね。
また、週3回、私の父である渡邉宏医師が耳鼻咽喉科の診療をしていますので、小さなお子さんからお年寄りまで、耳や鼻、のどの不調で受診されています。

代謝内科では、どのような診療が受けられるのか教えてください。

【尚崇院長】患者さんの大半が糖尿病と診断されている方が多いこともあり、血糖コントロールによる合併症や糖尿病の進行予防に力を入れています。例えば、ご自宅などで患者さん自身が行う血糖値の測定は、糖尿病合併症の発症や進行を防ぐためにとても重要ですが、従来の簡易血糖測定器だと毎回、指に針を指して測定するため、煩わしさを感じる方も少なくありません。
当院では、薄いシールタイプの血糖測定器具を腕や胸に着けておくだけの「持続血糖モニター」で、24時間連続して血糖値の変化を測定できる新しい血糖測定方法を採用しています。さらに、管理栄養士による食事内容の聞き取りやアドバイスといった栄養指導で、食生活の改善についてもサポートしています。

糖尿病網膜症の早期発見・早期治療に役立つ先進医療機器も導入されたそうですね。

たしろ代謝内科クリニックのAI判定機能搭載の眼底カメラの写真
AI判定機能搭載の眼底カメラ

【尚崇院長】はい。失明に至る目の合併症である「糖尿病網膜症」の早期発見に役立つ、AI(人工知能)判定機能搭載の眼底カメラを導入しました。特に目の疾患は、自覚症状が乏しいまま進行しやすいので、この機器によって定期的に状態を確認し、異常がみられたらすぐに眼科を受診していただくようにしています。

そのほか、超音波診断装置(エコー)や血圧脈波検査装置、解析機能付心電計、レントゲン、精度の高い聴力検査室など診断に必要な検査が一通りできる環境を整えています。また、糖尿病の方の生活指導や、減量したいという患者さんのために、筋肉や脂肪量を計ることで栄養状態や健康状態がわかる「InBody(インボディ)」という機器も導入し活用しています。

未知副院長が得意とされている甲状腺疾患の診療についても教えてください。

田代 未知先生の写真

【未知副院長】甲状腺の病気は年齢に関係なく発症し、比較的女性に多くみられます。「疲れやすい」とか「顔や体がむくむ」、「動悸がする」、「イライラする」などの症状があらわれ、心配になって受診される方も少なくありません。検査の結果、甲状腺疾患ではない場合もありますが、小さな異変も見逃さないように患者さんのお話によく耳を傾けながら診療しています。

甲状腺疾患が疑われる場合は、血液検査、頸部のエコー検査を行います。橋本病やバセドウ病など大半の甲状腺疾患はこれらの検査で診断がつきますが、中枢性甲状腺機能低下症やTSH産生下垂体腫瘍のような稀な疾患が疑われる場合は、速やかに高度医療機関をご紹介し、精密検査を受けていただいています。治療は、甲状腺ホルモンをコントロールする薬物療法を行いますが、バセドウ病の場合、薬では治りにくかったり、短期間での治療を希望される方もいらっしゃいます。そのときは、手術や放射線治療という選択肢がありますので、患者さんのご要望を伺いながら治療を進めていくようにしています。