更新日: 2022-09-05

基本情報

名称:
福岡天神内視鏡クリニック
診療科目:
内視鏡内科, 消化器内科, 胃腸内科
住所:
〒 810-0001
福岡県福岡市中央区天神2丁目4

電話番号092-737-8855電話
する

福岡の中心地・天神という恵まれた立地にある「福岡天神内視鏡クリニック」。内視鏡専門のクリニックとして、患者の苦痛をできる限り軽減する内視鏡検査に注力しており、卓越した技術と先進的な医療機器の導入により、地域の人々の健康を守り続けている。
院長の秋山先生は、大学病院や総合病院で数多くの消化器・内視鏡診療に従事してきた消化器内視鏡専門医。「福岡の医療を変えたい」という同院平島医師の想いに賛同し、2019年4月院長に就任した。
「内視鏡検査数を増やすことでがんの早期発見・早期治療を実現して、最終的にはがんに苦しむ人をゼロにしたい」と語る秋山院長に、内視鏡検査にかける想いや院長就任までの経緯、今後の展望などについて話を聞いた。

自身の手術体験から医師の道を志し、消化器内科医として福岡の医療に新たな道を拓く

はじめに、秋山先生が医師を志したきっかけを教えてください。

秋山祖久院長の写真1

父が学習塾の講師、母が書道の先生という家庭環境で育った私にとって、両親は親であると同時に、勉学の先生でもあり、書道の先生でもありました。そんな両親の影響を受けて、私も将来は先生と呼ばれるような、人に何かを教える職業に就きたいと考えるようになっていました。子どもが好きだったので、漠然とですが小学校の先生になれればいいなと思っていましたね。
 
その心境が変わったのは、中学2年生の時に受けた手術体験がきっかけです。就寝中に右下腹部の激痛で目が覚め、その日の午前中に病院を受診、急性虫垂炎と診断されてそのまま緊急手術を受けることになったんです。腹膜炎もおこしていて症状がかなり酷かった上に、初めての入院・手術で、不安でいっぱいだった私に、主治医の先生は親身になって寄り添い、お忙しい中でも毎日私の病室を訪れて優しく言葉をかけてくださいました。その姿に本当に感動し、「人助けができる職業はかっこいいな」とあこがれの念を抱くようになったんです。無事に回復した私は「助けてくれた主治医のように、私も医師になって多くの患者さんを救いたい」と医師を目指すことを決めました。
 
国立大学医学部を目標に定め、高校生活の全てを勉学に捧げる覚悟で全寮制高校に入学しました。かなりスパルタな学校で、初めて親元を離れて暮らした寮生活も想像以上に辛いことばかりでしたが、「自分自身で選んだ道」と歯を食いしばって猛勉強した甲斐があり、長崎大学医学部に入学することができました。

消化器・内視鏡内科を専攻されたのはどうしてでしょうか?

秋山祖久院長の写真2

もともと、頭で考えて診断をつけたり、最適な治療法を見つけたりするプロセスが好きで、医学生のころから内科を志望しており、大学卒業後は長崎大学医学部付属病院第一内科に入局しました。そこで消化器内科、糖尿内科、膠原病内科などさまざまな科で臨床経験を積んできました。
研修医の頃は、早く医師として一人前になりたい一心で、知り合いもいない県外の多忙な病院をあえて希望して勤務してきました。数日間、病院に寝泊まりすることは日常茶飯事で、とにかく忙しい毎日でしたが充実した研修期間でしたね。
当時は救命救急医療にも携わっており、即座に診断をして治療を行い、患者さんが回復して退院される、その一連の流れの中で「人助けができている」と大きなやりがいを感じていました。中でも特に腹痛の症例を診察することが多く、自然と腹部の病気に興味を持つようになり、専門医として消化器内科・内視鏡科の道に進むことを決めました。
 
その後は関連病院などで、消化器内科医として消化器疾患全般の診療に携わることになりました。そして内視鏡検査・治療においても数多くの経験を積み一通りの手技ができるようになった頃、大学院に入学しました。日中は消化器内科医として診療し、夕方からは研究医として肝臓と免疫についての研究をおこなうというサイクルで、夜遅くまで実験室で実験することも多く、本当にハードな4年間でした。でもこの大学院時代、臨床に、研究に没頭して医学博士を取得できたことは、今の私の大きな自信となり支えになっています。

院長に就任された経緯についてお聞かせください。

大学院卒業後は総合病院の臨床医として勤務すること数年、今後の進むべき道について模索していた折、知り合いの方の紹介で「福岡天神内視鏡クリニック」の平島医師と出会いました。
最初は「今後の進路について何かヒントがもらえればいいな」という軽い気持ちでお会いしたのですが、平島医師の「福岡の医療は10年遅れている。昔ながらの古い医療体質を変えたい」という熱い志に感動し、とても刺激を受けました。私もその夢の実現に協力したいと、一緒に働かせていただくことを決めたのです。
 
実は、平島医師が私の先輩の親友であったこと、また偶然にも私が以前、お腹の不調で「福岡天神内視鏡クリニック」を患者として受診し、痛くない胃・大腸内視鏡検査を受けて感動したことがあったという出来事も、今にして思えば何かのご縁だったと思います。

福岡天神内視鏡クリニックの院内の写真
木材をふんだんに取り入れて、モダンながらも清潔感のある待合室
福岡天神内視鏡クリニックの入るビルの外観写真
福岡の中心地・天神にあるので、買い物や仕事帰りに通いやすい