更新日: 2024-05-20

基本情報

名称:
はせがわ眼科まぶたと眼のクリニック
診療科目:
眼科
住所:
〒 292-0807
千葉県木更津市請西南2-17-32

電話番号0438-97-7690電話
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「眼形成」の日帰り手術に注力。大切にしているのは患者さんの痛み・恐怖・傷に配慮すること

貴院の特徴、診療方針についてお聞かせください。

長谷川 翠先生の写真

当院は「眼形成の日帰り手術専門クリニック」を掲げ、まぶたが下がってくる眼瞼下垂、「逆さまつげ」と呼ばれる眼瞼内反症や睫毛内反症、まぶたの中に腫瘤ができる霰粒腫など、主に目の周りの疾患を対象に手術治療を行っており、手術はすべて日帰りで受けていただくことが可能です。

当院が大切にしているのは、患者さんの痛みや不安、恐怖に配慮して、それらができるだけ軽くなるような手術を行うこと、そして、患者さんの機能回復だけでなく整容面にも留意し、傷ができるだけ目立たないよう施術することです。

どのような患者さんが多く来院されますか?

一番多いのは眼瞼下垂です。一般的に眼瞼下垂は、若い方の先天性眼瞼下垂から高齢の方の加齢による眼瞼下垂まで幅広い年代の患者さんがおられますが、当院では高齢の患者さんが比較的多く来院されます。そのほか、眼瞼内反症の患者さんもおみえになりますね。これもやはり加齢によってまぶたの皮膚や下まぶたを支える組織がゆるむことで起こるとされており、お悩みの方は少なくありません。当院では、患者さん個々人のまぶたの状態に合わせた手術治療を提供しています。

眼瞼下垂や眼瞼内反症のほかに、どのような眼の疾患に対応されていますか?

眼の周りの筋肉が痙攣して自分の意志とは関係なく目が開けにくくなったり、まばたきがうまくできなくなる「眼瞼痙攣」や、自分の意思とは関係なく顔の片側がピクピクと動く「顔面痙攣」に対して「ボトックス注射治療」を行っています。筋肉の余計な運動を抑制する働きがあり、症状の緩和が期待できます。

そのほか結膜炎、ものもらい(霰粒腫・麦粒腫)、甲状腺眼症、眼精疲労やドライアイなど、目にまつわるさまざまなお悩みに幅広く対応しており、眼科検診や眼底検査、緑内障の検診なども実施しています。

検査については網膜の断面も撮影できる高性能な検査機器を導入し、異常の早期発見に努めています。また、眼科診療では患者さんの視野の状況を確認する視野検査を行うことがありますが、従来の視野検査は片眼あたり10分から15分ほど動かず正面を見続ける必要があり、患者さんの負担が大きいものでした。そこで、そのご負担を軽くするような検査機器も導入しています。何か気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談いただきたいと思います。

日々の診療で心がけていることを教えてください。

長谷川 翠先生の写真

まずは、患者さんに安心して治療を受けていただけるよう、ていねいに説明してご理解・ご納得をいただけるよう努めることです。そして手術にあたっては、先ほどもお話ししたように患者さんの痛みや傷、不安などをできるだけ抑えることができるよう、さまざまな体制を整えています。

手術の際には麻酔を使用しますが、痛みを抑えるための麻酔の注射からして痛みがあったり、麻酔薬を体内に注入するときにしみる感じがあったりするものです。当院ではまず、鎮静作用と鎮痛作用をもつ笑気ガス麻酔を使用して、患者さんの緊張を和らげるとともに痛みを感じにくくします。必要に応じて局所麻酔も併用しますが、麻酔クリームや細い注射針を使うことで刺入時の痛みを抑えるようにしつつ、麻酔薬ができるだけしみにくくなるよう調合しています。そのほか、注入すると眠気を感じる静脈麻酔を使用することもあります。

手術は顕微鏡を用いて行いますが、当院では患部をクリアに映し出す高性能の手術用顕微鏡を採用しています。目の周りの手術ということで傷が残ることを心配される方もいらっしゃるかと思いますが、皮膚の切除が必要な場合を除いてできる限りまぶたの裏側から切開し、その範囲を最小限にとどめることで、皮膚表面になるべく傷をつけないように留意しています。