更新日: 2025-06-20

基本情報

名称:
うした東内科クリニック
診療科目:
内科
住所:
〒 732-0063
広島県広島市東区牛田東1-1-26

電話番号082-836-7637電話
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かかりつけ医として内科全般に幅広く対応。専門資格を持つ高血圧の予防・治療にも注力

貴院では、どのような診療を受けられるのでしょうか?

山内 崇宏先生の写真

内科を掲げ、かぜや発熱、頭痛、腹痛といった日常的な症状から、高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病の治療・生活指導まで幅広く対応しています。これまで「こだまクリニック」に通院されていた患者さんも、引き続き当院で診療させていただきます。

また、これまでの経験を活かして、すでに合併症のある方の再発防止や全身管理にも力を入れていきたいと考えています。腎疾患は循環器疾患や糖尿病と同じく、早い段階で発見すれば治療の選択肢も多く採れます。治療もかつての食事制限から、複数の新薬による進行抑制が重視されており、患者さんにとっても明るい時代になっているのではないかと思います。

先生のご専門の高血圧症について詳しく教えてください。

高血圧はあくまで現象を示す用語で、元気な方でも運動などで一過性に上昇することはあり、これだけでは病気ではありません。高血圧症は、血圧が慢性的に高い状態が続く状態で、医療機関で上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が90mmHg以上の場合に診断されます。基本的には緊急性はありませんが、長期的にみれば動脈硬化(脳梗塞や心筋梗塞、下肢血行障害)、出血(脳出血や大動解離・破裂)、臓器不全(心不全や腎不全)など命に関わる病態を引き起こす原因です。

精神的なストレス、運動不足、肥満、アルコールの摂り過ぎなど修正可能な要因もありますが、修正不可能な要因である加齢や、遺伝的な要因で発症する方もいらっしゃいます。急に正常範囲まで降圧する必要はありませんが、個々人の状況を踏まえ、適切な時期に医療機関で治療することが必要と考えます。健康診断などで高血圧を指摘された場合は、放置せずに一度受診して医師の意見を聞いてみていただくとよいと思います。

一般的に、高血圧症の診療はどのように進めるのでしょうか?

患者さんの年齢や体の状態にもよりますが、おおむね血圧を130/80mmHg以下になるように管理することが望ましいと考えられています。ただし、高齢の方や一部の病態では下げすぎに注意が必要な方もいますので、適切な降圧目標の見極めが必要です。また、他の疾患で服用している薬による血圧上昇や、睡眠時無呼吸の治療や外科手術を行うことで完治する高血圧症もありますので、一人ひとりの状態を見極めて適切な治療をご提案いたします。

貴院の医療設備と診療体制についても教えてください。

レントゲン検査機器の写真
レントゲン検査機器

レントゲン、超音波、血液検査(炎症反応、HbA1c)など、初期診断に必要な検査機器は一通り揃えています。今後は、高血圧治療の補助アプリやWeb受付など、デジタルデバイスも活用して患者さんの利便性向上に努めたいと思っています。

診療については、前こだまクリニック院長の児玉晄子先生にお力添えいただき、予約制(木曜日午後)でお子さんの予防接種などをお願いしています。開業したばかりなので、これから少しずつ診療体制を拡充していく予定ですが、将来的には管理栄養士・保健師による指導や、在宅医療にも対応したいと考えています。この地域は長くお住いの方も多いので、ホームドクターとしてどのような状況にも柔軟に対応できる医療の提供を目指しています。