一般内科に加え、循環器内科、皮膚科の専門性を活かして病気の早期発見・治療に注力
現在、どのような患者さんが来院されていますか?
【亮院長】当院は内科、循環器内科、皮膚科、小児皮膚科を掲げており、周辺地域にお住いの方が多く来院されていますので、小さなお子さんからご高齢の方まで年齢層は幅広いですね。主訴も風邪やインフルエンザなどの感染症から高血圧症、糖尿病といった生活習慣病、湿疹やアトピー性皮膚炎まで、さまざまな疾患を診療しています。
また、通院が難しい患者さんには、定期的な訪問診療や、訪問看護ステーションなどの医療機関と連携した在宅医療にも対応しています。
亮院長のご専門である循環器内科について教えてください。

【亮院長】循環器内科は主に、心筋梗塞や狭心症、心不全などを発症された患者さんが全身管理や二次予防目的で受診されています。循環器疾患は発作を起こして救急搬送される場合が多いのですが、無事に治療が終わっても再発したり、入退院を繰り返したりする方も少なくありません。そのような患者さんを一人でも減らせるように、診察では心電図や胸部レントゲン、心エコー(心臓超音波検査)、動脈硬化の程度を調べるABI検査などを行って、再発防止や病気の早期発見・早期治療に努めています。
内科と循環器内科をシームレスに診ていただけるのは心強いですね。
【亮院長】そうですね。循環器疾患の多くは、高血圧、糖尿病、高尿酸血症などの生活習慣病が原因となっています。治療せずに放置すると重篤な心臓・脳血管病につながるため、症状がなくても生活習慣病の治療・管理が非常に大切です。動脈硬化を防ぐためには血圧やコレステロールの管理が欠かせませんが、薬の組み合わせや処方などは循環器専門医として経験を積んできた得意な領域ですので、安心してご相談いただければと思います。
そのほか、風邪や腹痛、発熱といった日常的な不調はもちろん、「何科を受診したらいいのかわからない」というときも気軽にご来院ください。私は総合内科専門医の資格も有していますので、適切な診断をつけ、より専門的な検査や治療が必要な場合は連携医療機関を紹介いたします。
皮膚科では、どのような診療が受けられるのでしょうか?

【恵里奈副院長】アトピー性皮膚炎、湿疹、帯状疱疹、水虫といった皮膚疾患をはじめ、円形脱毛症や巻き爪(陥入爪)など毛髪や爪に関する症状まで幅広く診療しています。
小児皮膚科では、小さいお子さんのあせもや湿疹で受診される方が多いですね。皮膚科専門医として適切な治療を行うのはもちろんですが、3人の子を持つ母親としての経験も生かしながら、お子さんや親御さんのお悩みにしっかりと耳を傾け、解決法をご提案するようにしています。
治療では、塗り薬や飲み薬に加え、エキシマライト療法にも力を入れています。これは、紫外線の免疫反応を抑える効果を活用したもので、局所に紫外線を照射して治療を行います。アトピー性皮膚炎や白斑、円形脱毛症、乾癬などに有効で、従来の治療では改善が難しい難治性疾患にも効果が期待できます。保険適応で治療できますので、お悩みの方はぜひご相談ください。