開業医の父の姿に憧れて医師の道へ
いつから医師になりたいと思っていましたか？
父が内科の医師で、青森で開業していました。父が診療している姿を間近に見ていて、「社会貢献度が高い仕事」「一生続けていく仕事」として、子どもの頃から私も医師になりたいと思っていました。
進んだ東京女子医大では、経験豊かな先生方にご指導いただき、理論だけではなく豊富な臨床経験を積ませてもらいました。
卒業後は、勤務医として東京女子医科大学はじめ、聖隷浜松病院、八戸平和病院の呼吸器科で臨床経験を積み、最終的に東京都多摩老人医療センターの呼吸器科医長としてチーム医療を経験しました。
開業されたきっかけは？
実のところ、開業志向はあまりなかったんですが、結婚して子供ができたことで子育てと両立するために開業を決めました。でも、開業してみて解ったのですが、替わりがいなくて全部一人で対処しなければならない開業医のほうが大変でしたね。(笑)。
今ではこどもも大きくなり、より一層責任感を持って積極的に診療に向かっています。現在も、東京女子医科大学病院の非常勤医師として勤務していますので、そこで得た新しい情報や知識を、実際に臨床で適応できるのか、患者さんのニーズに答えることができるかを考えながら日々鍛錬しています。
お休みの日はどのようにお過ごしですか？
最近、編み物に凝っていて、小物類を作っています。コツコツと地道に編んで仕上がっていく過程が心落ち着き、私に向いているみたいです。
出来上がった物は、お友達や娘にあげたり、バザーに出品しています。実は、待合室のクッションも私の手作りなんです(笑)
最後に、読者の方へメッセージをお願いします
今後も地域医療に貢献できるように幅広い診療を行いながら、引き続き私の専門分野である呼吸器疾患の診療にも力を入れていきたいと思います。
今は情報社会で、「この治療がしたい」と数あるクリニックを調べ、選んで来てくださる。
バイオ製剤治療など患者さん自身が得た治療法や情報がどこまでできるのかなど、色々と相談や質問をしてほしいですね。
そんな患者さんのニーズに可能な限り答えていきたいと思っています。そのために、日々情報や知識を得ること怠らず、またしっかり検査を行うことで、その方にとって最善の治療、そして今の私にできる最良の診療を提供していきたいと考えています。