いつも誰かの笑い声が響く院内こそが理想。「来たときより笑顔になってもらう」をモットーに、あたたかい医療、ほっとできる環境を、自慢のスタッフと力を合わせて提供したい
日々の診療において大切にしていること、心がけていることなどありましたらお願いします。
とにかくアットホームな雰囲気というのでしょうか、当院に来たら健康に関する不安や、ちょっとした体調の変化など、何でも気軽に話してもらえる雰囲気づくりを大切にしています。まずは患者さんの話をよく聞いて信頼関係を築くことが、より素敵な医療環境を作ると信じています。
当院の一番の自慢は毎日笑顔で患者さんを迎えてくれる看護師や事務スタッフたちです。「求人をかけてもなかなか看護師が集まらない」などという話も世間では聞くのですが、うちに限っては全然そんなことがなく、どのスタッフも院長の思いをしっかりと受け止めて患者さんたちのために一生懸命働いてくれています。
さきほどお話ししたアットホームな院内の雰囲気作りにしても、スタッフの働きによるところが大きいですね。待合室などでも、私以上に患者さんとコミュニケーションをとってくれている姿がありますし、患者さんへの気遣いなどもすばらしいものがあります。彼女たちにはいつも感謝しています。
ところで、先生ご自身が診療時間以外の時間にされる趣味などはありますか？
趣味といえば、ジョギング、水泳、日帰り温泉が好きですね。開業医をしていると誰かと待ち合わせをするのが難しい事情もあるので、好きな時間に一人でもできることを楽しんでいます。
ジョギングはここ数年コロナの影響で活動が止まってしまいましたが、以前は群馬マラソンなどの大会にも参加していました。最近また少しずつ活動を再開しています。
水泳は学生時代に水泳部だったこともあって、近所のスポーツクラブのプールで泳ぐのですが、こちらは最近五十肩がひどくて腕が回らない（笑）温泉は前橋駅前温泉や七福の湯というのがありまして、ときどき通っています。
運動とお風呂で汗をかいて、その後の適度なお酒があればよくこの上なし。翌朝はスッキリ、またがんばれるんです。睡眠と笑いこそ健康の秘訣、仕事へのエネルギーの源だと思います。
貴院の今後の展望などをお聞かせください。
開業から15年以上が過ぎ、私もそろそろ開業医としての中間地点に来たのかもしれません。こうして年月を重ねて、地域の皆さんのお役に立てるのは嬉しいことです。これからも当医院が地域から必要とされるよう、スタッフと力を合わせてがんばろうと思います。
そのためには、私自身も適度な運動と睡眠、健康管理にも気をつけなければいけませんね。勤務医として臨床に励んだ経験、開業医として患者さんに教えていただいた経験、どちらもしっかりと活かして、1日でも長く患者さんの健康な暮らしを見守っていければ幸せです。
最後に、読者や地域の患者さんに向けてメッセージをお願いします。
「疾患の早期発見、早期治療」医療技術が進歩した現代において、我々のような地域医療を支える医院に最も必要とされる役割は、これに尽きると思います。そのためには、些細な身体の不調であっても、気軽に相談できる場所や環境が欠かせません。当院のほがらかなスタッフが作り出す居心地のよい医療環境が、その助けとなることを心から願っています。
そして、もし大変な病気が見つかっても、患者さんには人生の目標や楽しみを諦めず、前向きに病気と向き合って生活を続けてほしいと思っています。完治が望めないような病であっても、です。ご自身のことでも、また家族など大切な人のことでも、一人で悩まずにどうぞお聞かせください。適切な医療への架け橋となるために、私たちは協力を惜しみません。スタッフ一同、ほっとできる雰囲気を心がけてお待ちしています。