更新日: 2024-08-28

基本情報

名称:
よしだ整形外科クリニック
診療科目:
整形外科, リハビリテーション科, リウマチ科
住所:
〒 370-0312
群馬県太田市新田村田町546-1

電話番号0276-50-1047電話
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群馬県南東部に位置する太田市に、2024年8月開業した「よしだ整形外科クリニック」。院長の吉田泰雄先生は、20年以上にわたり臨床経験を重ねてきた整形外科専門医※1。大学病院や地域の中核病院で外傷治療を中心とした診療に携わってきたほか、太田市内の医療機関でも整形外科外来を担当するなど、整形外科疾患全般について多様な経験を積み技術を培ってきた。
その知見を生かし、地域に根ざしたクリニックとして地域医療に貢献したいとの想いから開業を決意。同院では整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科を掲げ、一般的な整形外科疾患に幅広く対応し、リウマチや関節疾患、骨粗鬆症やロコモティブシンドロームの治療にも注力。院内には広いリハビリ室を備え、リハビリの提供にも力を入れる。地域の方々が健康で元気に生活を送れるよう、地域のクリニックとして健康への“懸け橋”になりたいと語る吉田院長に、これまでの経歴や開業を決心した想い、同院で提供する診療などについてお話を伺った。

※1 日本整形外科学会整形外科専門医

整形外科専門医として外傷治療を中心に臨床に従事。地域医療の重要性を実感し開業を決意

先生が医師を志したきっかけをお聞かせください。

吉田 泰雄先生の写真

小学生のとき、グループ学習で青年海外協力隊について調べたことがありました。その中で、懸命に働き人を助ける医師の存在を知り、私もそのように人を助ける仕事に就きたいと思うようになりました。その頃はまだ「なれたらいいな」という漠然とした憧れでしたが、その気持ちが消えることはなく、医師を志し昭和大学医学部へ進学しました。その後、大学院にも進み、頚椎の解剖学的形態の研究で学位を取得しています。

大学院修了後は昭和大学の整形外科に入局されました。どのような理由から整形外科を選ばれたのでしょうか?

私は高校時代、ラグビー部に所属していたのですが、怪我をして整形外科で治療を受けることがたびたびありました。スポーツは楽しく有意義ですが、真剣に取り組むほど怪我を負う「スポーツ外傷」や、体を酷使することで慢性的な故障が生じる「スポーツ障害」の危険がつきまといます。自分自身の経験を通じ、今度は医師としてスポーツに関わる疾患の治療に携わっていきたいと考えたことが、整形外科を専攻した大きな理由ですね。

入局後のご経歴や、主に診てこられた症例について教えてください。

最初は神奈川県相模原市にある社会保険相模野病院(現・相模野病院)に勤務し、群馬県太田市の城山病院を経て、福島県郡山市の太田西ノ内病院の整形外科に5年間在籍しました。太田西ノ内病院は県内有数の中核病院で、ドクターカーなどを備える救命救急センターがあり、地域の高度急性期医療を担っていました。整形外科の領域でも、交通事故による多発外傷など重症の患者さんが運ばれてくることが多く、そうした外傷の診療を中心に臨床経験を積んできました。

その後、昭和大学の救急医学科(現・救命救急科)に出向し、助教として1年間勤務しました。救急医学科にはさまざまな重症患者さんが来られ、その都度必要に応じて各科の専門医と連携をとりながら治療にあたります。私は整形外科疾患の領域で外傷治療などを担当しつつ、救命救急と整形外科がうまく連携し迅速に治療を行えるようにするマネジメントの役割を担い、合わせて後輩の指導にもあたりました。

2015年には、再び城山病院に在籍しました。先ほどの太田西ノ内病院は重篤な救急の患者さんに対応する三次救急を担う急性期総合病院ですが、城山病院はそこまで重篤ではないものの入院や手術を必要とする症状の重い患者さんを診る二次救急を担っていました。そこで6年ほど整形外科部長の任に就き、手術をふくめた一般外傷の治療や後輩の育成に携わりました。2022年に、それまで非常勤で整形外科外来を担当していた恵愛堂病院(群馬県みどり市)に移籍して整形外科医長を務めてきております。

外傷治療を中心に、多様な臨床経験を積んでこられたのですね。

はい。各医療機関では手の領域を専門とする医師、関節を専門とする医師、脊椎を専門とする医師など、特定の領域に特化したトップレベルの整形外科医と連携して仕事にあたることも多く、たくさんの学びを得ることができました。また、恵愛堂病院など地域の整形外科でも外来診療を担当してまいりましたので、整形外科疾患全般にわたり幅広く勉強し、経験を積むことができたと自負しております。

そして2024年8月、「よしだ整形外科クリニック」を開業されました。どのような想いから開業を決心されたのでしょうか?

周囲にはすでに開業している先輩医師が多数おられるのですが、そうした先輩方から折に触れて地域医療の大切さを伺っていました。私自身も地域の整形外科で診療にあたるなかでその重要性を実感し、地域のかかりつけ医となって医療に貢献することを真剣に考えるようになっていきました。
私は埼玉県出身ですが、2007年に城山病院での勤務を開始して以来、断続的ながらここ太田市や近隣のみどり市で医療に従事し続けてまいりました。この太田市は私にとって馴染みが深く、第2の故郷ともいうべき思い入れのある場所ですし、これまで長きにわたり診てきた患者さんもおられます。そうした患者さんを含め、地域の皆様の健康に資する医療を提供していきたいと考え、この場所での開業を決めました。

よしだ整形外科クリニックの外観の写真
広い駐車場が完備されていて車でも通いやすい
よしだ整形外科クリニックの院内の写真
ナチュラルモダンで開放感のある待合室