更新日: 2024-05-29

基本情報

名称:
稲村クリニック アレルギー・呼吸器内科
診療科目:
内科, 呼吸器内科, アレルギー科
住所:
〒 370-0036
群馬県高崎市南大類町1241-5

電話番号027-353-1769電話
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高崎駅から群馬バスで約10分、伊勢崎街道沿いの閑静な住宅街にある「稲村クリニックアレルギー・呼吸器内科」。ひときわ目立つモダンな建物が印象的なクリニックだ。院長は、アレルギーと呼吸器内科を専門とする稲村弘明先生。群馬大学医学部附属病院をはじめJA佐野厚生総合病院や新邑楽病院(現:おうら病院)など数々の地域中核病院で、アレルギーや気管支喘息、間質性肺炎、アトピー性皮膚炎など、難治性のアレルギーや呼吸器疾患の診療に幅広く携わってきたベテラン医師。中でも気管支喘息については専門分野としてより知見を深め、アレルギーについても米国への研究留学で研鑽を積んできたエキスパートでもある。

2014年5月に開業した同クリニックでは、稲村先生の豊富な診療経験と専門知識を地域医療に活かすため、開業当初からCTを導入。即日結果がわかるアレルギー検査体制を敷くなど医療検査体制を充実させ、正確な診断と迅速な治療の開始を目指している。今年で開業10年目を迎えた稲村先生に、医院の特長や今後の展望などを伺った。

数々の地域中核病院で研鑽を積み上げたベテラン呼吸器専門医が、充実した検査体制を備えたアレルギー・呼吸器科クリニックを開業

はじめに、稲村先生が医師を志したきっかけと、呼吸器内科を専門とされた理由をお聞かせください。

稲村 弘明先生の写真

医師になったのは、もともと理系が得意だったからというのが一番の理由ですね。群馬大学医学部に進み、卒業後は、同大学の内科に入局しました。内科の中でも呼吸器内科を専門としたのは、群馬大学医学部附属病院での臨床研修で各科目をまわる中で、尊敬できる先輩医師から受けた影響が大きかったと思います。
呼吸器の分野は、深い専門知識を求められ、感染症から生活習慣に起因するものまで疾患も多岐にわたり奥が深い分野で、深く追究していきたいと考えたことも理由の一つです。実際に、これまで非常にやりがいを感じながら専門性を追究してきましたので、専攻してよかったと思っています。

開業されるまでのご経歴を教えてください。

臨床研修後は、JA佐野厚生総合病院や協和病院、藤原記念病院、新邑楽病院(現おうら病院)、群馬アレルギー疾患・呼吸器内科病院など地域の中核病院の内科に勤務し、扁桃炎や咽頭炎、気管支炎、肺炎といった一般的な急性疾患から、気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの慢性疾患など呼吸器疾患全般、さらに、アレルギーやアトピー性皮膚炎等について幅広く診療に携わってきました。その間、呼吸器専門医※1や総合内科専門医※2など専門資格を取得し、1994年には米国ナショナル・ジューイッシュ医療研究センターに留学して主にアレルギー疾患についての研究にも従事していました。

※1日本呼吸器学会認定呼吸器専門医、※2日本内科学会認定総合内科専門医

新邑楽病院、群馬アレルギー疾患・呼吸器内科病院では病院長代行を務められるなど、要職にも就かれていた稲村先生が同地で開業を決断された理由をお聞かせください。

もともと、いずれは開業しようと考えていましたので、後進に道を譲るタイミングで自分の医院を開業しました。高崎市内を開業場所に選んだのは、やはり地の利の良さです。ご存知のように高崎は、昔から交通の要所として町が栄え、現在も新幹線の停車駅であり高速道路も通っています。比較的遠方からも患者さんが来院しやすい場所であることも決め手になっていますね。私自身も高崎市内在住ですが、とても住みやすい街で気に入っています。

貴院の外観はとてもモダンで、遠くからも目を引きます。内装も、シックで洗練された雰囲気ながらも木や緑の温もりも感じられて、とても居心地がいいですね。

ありがとうございます。実は、待合室は、ゆっくりくつろげるカフェのようにしたかったんです。ですから、椅子も座り心地を私自身で確かめたものを採用しています。
来院された患者さんが、院内で気持ちよく過ごしていただけていれば嬉しいですね。

稲村クリニック アレルギー・呼吸器内科の外観の写真
スタイリッシュでモダンな外観。30台停められる専用駐車場も完備
稲村クリニック アレルギー・呼吸器内科の院内の写真
広々とした待合室は明るく落ち着いた雰囲気

貴院は、2014年に開業されて今年で10年目とのことですが、医療検査体制が充実しているクリニックとしても地域に認知されているそうですね。

CT検査機器の写真
CT検査機器

呼吸器内科、アレルギーに関しては、遠方の大きな病院まで行かなくても、当院で一通りの検査を受けていただけることをコンセプトに医療機器を揃えました。
CTは開業当初から導入しており、肺がんの早期発見や、呼吸器疾患の中でも診断が難しいとされている間質性肺炎の鑑別や診断などに努めています。その他に、気管支喘息と慢性的な咳を区別するのに役立つ「一酸化窒素ガス分析装置」、気管支喘息やCOPDの病状や治療効果を3Dで可視化しながら評価する「総合呼吸抵抗測定装置」などを導入しており、アレルギー検査についてもその日のうちに結果がわかりますので、即日治療を始めることができる体制を整えています。