更新日: 2024-01-12

基本情報

名称:
乾小児科内科医院
診療科目:
小児科, 内科, アレルギー科, 循環器内科, 糖尿病内科
住所:
〒 370-0828
群馬県高崎市宮元町207

電話番号027-322-3252電話
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群馬県最大級のターミナル駅・JR高崎駅の西口から徒歩9分。商業施設が立ち並ぶ通りを抜けた先にある「乾小児科内科医院」は、1910年の開業以来、地域に根ざした医療を提供してきた。周辺には学校や公園も多く、近隣住民はもちろん、車やバスでも通いやすい場所にあり、遠方から来る患者さんも少なくない。

院長の乾恵輔先生は、大学病院や総合病院で循環器専門医※1として心筋梗塞や狭心症などの心疾患治療に携わるほか、糖尿病専門医※2、総合内科専門医※3としても豊富な経験を積んだ後、2023年4月に同院を継承した。現在は、父親の宏行副院長が小児科・アレルギー科を、母親の裕美子医師が内科全般を担当し、恵輔院長が循環器内科・糖尿病内科の診療にあたっている。かかりつけ医として幅広い疾患に対応し、親子3代で通う患者さんもいるという地域の頼れる存在だ。今回は、4代目院長として地域医療に貢献している乾院長に、同院の診療内容や医療にかける想いなどを詳しく伺った。

※1 日本循環器学会循環器専門医、※2 日本糖尿病学会糖尿病専門医、※3 日本内科学会総合内科専門医

代々続く医院で両親の姿を見て育ち、自身も医師の道へ。循環器・糖尿病・総合内科専門医として研鑽を積む

はじめに、先生が医師を志したきっかけをお聞かせください。

乾 恵輔 先生の写真

当院は私の曾祖父が1910年に開業し、祖父、父が院長を継承しています。また、母も医師で診療していましたので、小さい頃から医師という仕事を身近に感じていました。クリニックと自宅がつながっていたこともあり、やりがいをもって仕事をする両親の姿を見ているうちに、自然と医師に興味をもち、日本医科大学に進学しました。

循環器内科を専攻されたのはどのような理由だったのでしょうか?

父が小児科医ですので最初は私も小児科に進もうと考えていましたが、研修でさまざまな科をまわるなかで、循環器内科が一番「自分の肌に合う」と感じたんです。もともと心臓に興味がありましたし、循環器内科は薬物療法やカテーテル治療など治療の選択肢も多く、その診療対象は心臓や血管系の病気のみならず、内科領域や生活習慣病、糖尿病などにも及びます。さまざまな疾患を診ることができ、治療の幅も広いところに大きな魅力を感じました。

その一方で、内科のなかでも急性期治療を担う部門であり、医師の判断や治療に患者さんの命がかかっているといっても過言ではありません。非常に緊張感があり厳しい現場ですが、尊敬できる医師も多く、そうした環境に身を置くことで自分も成長できるのではないかと思ったことも理由のひとつです。実際に多くのことを学ばせていただき、自信をもって診療できるようになりました。

乾小児科内科医院に入職されるまでのご経歴を教えてください。

乾 恵輔 先生の写真

日本医科大学卒業後は、附属病院の第一内科(現・循環器内科)に入局し、心臓カテーテル治療のチームに所属しました。主に狭心症や心筋梗塞などのカテーテル治療や、動脈硬化によって足の血流が悪くなる下肢閉塞性動脈硬化症などの治療にあたりながら、心不全や不整脈といった心臓や血管の疾患について急性期から慢性期まで幅広く研鑽を重ねました。

その後は、博慈会記念総合病院や国立病院機構静岡医療センターなど関連病院をまわり、循環器疾患はもちろん、糖尿病専門医、内科専門医としてもさまざまな経験を積みました。いずれは実家を継ぐことを考えていましたので、小児科についても勉強したいと思い、小児科全般の研修を受けた後、2018年に当院に入職しました。

当初は副院長として入職されたんですね。

乾小児科内科医院の外観の写真

はい。医師としての仕事はひと通り経験していましたが、大学病院や総合病院での医療と、地域に根ざしたクリニックでの医療では異なる点が多々あります。勤務医時代はほとんど地元に帰ってこられなかったので、地域医療に携わるにあたり、地域のかかりつけ医に求められる対応や中核病院との連携などを一つひとつ学びながら診療を行い、見識を深めました。そして、2023年4月に父と入れ替わる形で院長に就任し、現在に至ります。