これからも生まれ育った地元で多くの人の健康をサポートし、地域に貢献したい
院内はアットホームな雰囲気ですね。
1991年に建て替えてから30年以上経ちますが、ところどころ改装も加えながら、患者さんに清潔感や親しみを感じていただける空間になるよう心がけています。診察を待つお子さんが少しでもリラックスできるようにキッズスペースもありますので、安心して来ていただければと思います。
日々の診療で心がけていることを教えていただけますか？
患者さんのお話をよく伺って、お気持ちに寄り添うことです。患者さんがお困りになっていること、不安を感じていることに耳を傾け、ライフスタイルや治療へのご希望などをお聞きしながら、一人ひとりに適した医療をご提案することを大事にしています。
患者さんが不調を改善し健康を保つためには、治療をしっかりと行い、食事や生活習慣を改善していくことが大切ですが、その方法を医師が一方的に押し付けても長続きしません。患者さんがお子さんの場合には、保護者の方とのコミュニケーションも大切になります。そうしたことをふまえて、疾患や治療について詳しくご説明し、必要な対処や治療の選択肢などをご相談しながら、患者さんが安心して治療を続けられる医療の提供を心がけています。
印象に残っているエピソードや、やりがいを感じる場面などがありましたらお聞かせください。
高崎は私が生まれ育った場所で、この地域には子どもの頃から知っている方や同級生、お世話になっている方がたくさんいらっしゃいます。そうした方々の健康を支えるお手伝いができるのは、とてもやりがいを感じます。
また、両親は30年以上にわたりこの場所で地域医療を担っていますが、かつて小児科で診療していたお子さんが大きくなって、今度は保護者として子どもを連れてこられることもあり、感慨深いと話していました。そういう話を聞くと、長年にわたり地域に根ざした医療の重みを実感します。
診療時間以外はどのようにお過ごしになっていますか？
高崎に戻ってからテニスを始めて、週2回ほどスクールに通っています。最初にテニスがしたいと言ったのは娘で、せっかく送迎するならと私も一緒に始めたところ、はまってしまいました。娘はすぐやめてしまったのですが（笑）、適度に運動量がありますし、夜遅い時間でもできるので続けやすく、いい気分転換になっています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
健康的な生活を送るためには、ただ病気を治療するだけでなく、食生活や生活習慣をよりよくして根本から健康になることが大切です。地域のかかりつけ医として患者さんの生活に伴走するような気持ちでサポートし、一人ひとりに寄り添った医療の提供をめざしています。
これまでに培ってきた経験や知見を活かし、地域の皆様のお役に立てるよう尽力してまいりますので、何か気になることがありましたらお気軽にお越しください。