更新日: 2024-05-29

基本情報

名称:
稲村クリニック アレルギー・呼吸器内科
診療科目:
内科, 呼吸器内科, アレルギー科
住所:
〒 370-0036
群馬県高崎市南大類町1241-5

電話番号027-353-1769電話
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風邪や花粉症、長引く咳など幅広く診療。気管支喘息、アトピー性皮膚炎など難治性の呼吸器・アレルギー疾患では専門性の高い診療を実践

現在、どのような患者さんが多く来院されていますか?

稲村 弘明先生の写真

年齢層としては、0歳の乳幼児から80代、90代のお年寄りまで、幅広く受診されています。主訴としては、風邪やインフルエンザ、扁桃炎といった急性の感染症のほか、「なかなか咳が止まらない」とか「息切れがする」といった症状をはじめ、花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎の患者さんも多いですね。さらに、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や睡眠時無呼吸症候群といった生活習慣が原因で引き起こされる呼吸器疾患で受診される患者さんも少なくありません。

稲村先生が特に力を入れている診療はありますか?

呼吸器の病気というのは、肺がんのような悪性腫瘍から肺炎などの感染性疾患、気管支喘息などのアレルギー疾患、肺血栓塞栓症のような血管疾患、気胸などの胸膜疾患とさまざまな領域にまたがる病気が混在しています。咳やたん、息切れといった症状から、何の病気なのかの診断をつけるには、専門的な検査をいくつか組み合わせて行う必要があります。「診断を確定させる」というのは、大切な治療の第一歩ですから、特に力を入れて取り組んでいます。

稲村先生の専門の「気管支喘息」について、具体的にどのような診療が受けられるのか教えてください。

稲村クリニック アレルギー・呼吸器内科の院内の写真
処置室も明るく清潔に整えられている

気管支喘息は、主に、アレルギー検査、血液検査、呼気NO検査の3つの検査によって診断します。気管支喘息と診断された場合は、吸入薬による薬物療法を中心に行います。一般的に、ステロイドとβ刺激薬の2種類が配合されたものが治療に用いられていますので、当院もそれをベースに治療を行っており、アレルギーがある場合は、内服薬を併用しながら治療を進めていくことになります。気管支喘息の場合、発作をいかにコントロールするかが治療の肝になりますので、患者さんの生活習慣や症状などをよく伺いながら、二人三脚で発作の予防に努めています。

アレルギーについてもどのような診療が受けられるのか教えてください。

近年、花粉症を始めとするアレルギーの患者さんが非常に増えている中で、アレルギーの原因の特定が、治療の第一歩になります。そのため、先ほどもお話ししたように、当院では、受診されたその日のうちに、症状の原因となっているアレルゲン(アレルギーの原因物質)がわかるような検査体制を敷いて、迅速な治療開始を目指しています。

治療としては、アレルギーの原因がわかれば、それを避けるような生活指導や薬物療法を行い、花粉症の場合は、症状を抑える薬物療法のほか、舌下免疫療法(減感作療法)なども治療の選択肢としてご説明し、患者さん自身に選んでいただくかたちで治療を進めています。