更新日: 2023-07-18

基本情報

名称:
小暮医院
診療科目:
内科, 循環器内科, 消化器内科, 小児科
住所:
〒 376-0011
群馬県桐生市相生町2丁目847-2

電話番号0277-52-6608電話
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明るくアットホームな院内。両医師が専門分野を活かした診療を提供

日常的に、どのような患者さんが来院されていますか?

【晃一郎副院長】当院は小児科も標榜しており、予防接種などにも対応しています。そのため、日常的には子どもから大人まで幅広い世代の患者さんが来院されています。ただし、私の専門が糖尿病をはじめとした生活習慣病、そして父の専門も循環器疾患を中心とした生活習慣病や老年病となっていますから、割合としては比較的高齢の患者さんが多いですね。糖尿病専門医である私が診察を担当する木曜日には、糖尿病の患者さんの中でもインスリンを扱う必要のある方など、より専門的な治療が必要な患者さんも受け入れています。

貴院の診療の特長もお聞かせください。

小暮 晃一郎先生の写真

【晃一郎副院長】先ほど少しお話した通り、当院はこの地域の皆様の「かかりつけ医」として機能することを大前提としています。患者さんの状況に応じて適切な診療を提供し、さまざまな医療ニーズに柔軟に対応できることが強みです。ですので、かぜ、インフルエンザ、花粉症などをはじめとした、日常的な体調不良、健康相談、予防接種などに応じながら、血液検査等の各種検査を積極的におこない、日常に潜む危険な疾患の早期発見、早期治療に努めています。

具体的には頸動脈エコー検査や24時間心電図といった循環器の検査機器、糖尿病の血糖コントロールの指標であるヘモグロビンA1cを短時間で検査できる機器などを揃えており、父と私がそれぞれの専門分野の知見を活かした診療を提供しています。当院では対応しきれない重大な疾患が疑われる場合は、すみやかに適切な医療機関を紹介させていただきます。

【晴一郎院長】当院の特長がよく表れた、ある患者さんのエピソードがあります。その患者さんは「だるさ」の主訴で来院されたのですが、脈拍が120以上あったため私の判断ですぐに心電図検査を行ったところ、「左心房細動」の状態であることがわかったのです。心房細動は、左心房と呼ばれる心臓内の部屋が小刻みに震えて痙攣し、うまくはたらかなくなってしまう心臓の病気です。血液が滞留しがちになり、心房内で「血栓」ができ、それが脳まで運ばれて脳の血管につまると「心原性脳塞栓症」と呼ばれる脳梗塞を起こしてしまいます。

そこで患者さんにすぐに薬を投与したうえで、他の検査結果も調べると、糖尿病や高血圧症も発症しておられたため、より高度な治療ができる医療機関を紹介しました。幸いにも発見が早かったおかげで、患者さんの命に別状はなく、その後の治療で病状は改善されています。

このように、いつ、どんな症状の患者さんが来られても大丈夫なように、日頃から重篤な疾患の兆候にも細心の注意を払いながら、ていねいな診療にあたっています。

明るくて清潔、広々とした院内も印象的です。

小暮医院の院内の写真
パステルカラーのカーテンやマットカバーが心休まる雰囲気の治療室

【晴一郎院長】ありがとうございます。医院の建物自体は古いのですが、女性スタッフたちが中心になって、アットホームでかわいい雰囲気を作り上げてくれています。考えてみるとこの医院の建物も、私の父の代から半世紀近くの長きにわたり地域の皆様の健康を見守ってきたわけです。これからも地域の皆様に愛され、安心感を与えられるシンボル的存在であれば嬉しいですね。