更新日: 2025-07-15

基本情報

名称:
青木眼科医院
診療科目:
眼科
住所:
〒 328-0053
栃木県栃木市片柳町1-15-26

電話番号0282-22-4641電話
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あらゆる眼科疾患に対応し、充実した医療設備で日帰り手術に対応。子どもの近視の進行抑制にも注力

現在、どのような患者さんが来院されていますか?

眼科全般に対応していますので、お子さんからご高齢の方まで幅広い年代の方がいらっしゃいます。主訴も眼精疲労やドライアイ、ものもらい、結膜炎などざまざまですが、特に緑内障と白内障の患者さんが多いですね。
当院では、私を含め4名の医師で診療にあたっています。それぞれ網膜硝子体、緑内障、瞼などを専門に診療経験を積んできていますので、患者さんが大きな病院に行かなくても専門的な医療を提供できるように体制を整えています。

貴院で受けられる日帰り手術について教えてください。

青木 真祐先生の写真

白内障の手術をはじめ、緑内障のレーザー治療、眼瞼下垂や眼瞼内反(逆さまつ毛)症などの眼瞼手術、硝子体手術まで、専門医による幅広い眼疾患の手術治療を実施しています。
私の専門である網膜硝子体疾患には、網膜剥離や糖尿病網膜症、黄斑前膜、硝子体出血などがあり、眼科の中でも特に高度な手術技術を要します。私はこれまで白内障や網膜硝子体手術を数多く担当し技術を磨いてきましたので、気になることがあれば何でもご相談いただきたいと思います。また、加齢によって起こった網膜・黄斑疾患の場合は、白内障を併発しているケースがあるため、同時手術をすることも可能です。

特に力を入れている診療はありますか?

近年、子どもの近視が急増しており、近視の進行抑制に力を入れています。近視は遺伝的要因もありますが、スマートフォンやパソコンの長時間使用といった環境要因も大きく影響します。「眼鏡やコンタクトレンズで対処すればいい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、強度近視になると視力喪失、黄斑変性症、網膜剥離といった眼疾患に発展するリスクも高くなるので注意が必要です。

レッドライト治療機器
レッドライト治療機器

当院では、成長段階にあるお子さんに対して、特殊なコンタクトレンズを寝る前に装着して視力矯正する「オルソケラトロジー」や、近視の原因となる眼軸長の伸びを抑制する「低濃度アトロピン(マイオピン)点眼」のほか、新しい治療法として注目されている「レッドライト療法」を導入しています。
レッドライト療法は、650nm±10nmの低レベルのレッドライト(赤色光)が瞳孔を通って眼底に届き、眼底の血流を促進して代謝をあげることで眼軸長の伸びを緩やかにし、近視の進行を抑制します。治療では専用機器を使用して、ご自宅で1日2回、3分間ずつレッドライトをのぞいていただきます。ある研究では、近視の抑制効果は80%以上と判明しており、非常に期待できる治療法ですのでお子さんの近視が気になる方はぜひご相談ください。

貴院は、栃木県で初めて「涙道内視鏡」を導入されたと伺いました。

7~8年前に当院が栃木県で初めて涙道内視鏡を導入し、現在では県外からも流涙症でお悩みの患者さんが手術を受けに来てくださるようになりました。いわゆる“涙目”の流涙症は、泣いているわけではないのにいつも目が潤んでいたり、涙で視界がぼやけたり、目やにの量が増えるといった症状があらわれる疾患です。これは、涙の通り道である涙道が詰まったり細くなったりするのが原因で、当院では涙道内視鏡を使った手術治療を行っています。
 
手術では、内視鏡を使って涙道内に涙道チューブを挿入し、チューブを留置させて涙道が再び塞がったり、狭くならないようにしながら涙道を再建します。所要時間は10~15分程度で、チューブは2~3カ月後に抜去します。流涙症を放っておくとQOV (Quality of Vision=視覚の質)もQOL(Quality of Life=生活の質)も大きく低下しますので、我慢せずに早めにご相談ください。