治療で重要なのは正確な診断。内視鏡検査などを通じて早期発見・早期治療に尽力し、地域の健康をサポートしたい
内視鏡検査は、どのようなときに受けるのが望ましいでしょうか?

内視鏡検査を受けるタイミングは、患者さんの年齢や既往歴によって異なるので一概には申し上げられないのですが、胃カメラが必要なケースとしては、胃痛や胃もたれが続く方、食欲不振や急な体重減少が見られる方、そして胸焼けやのどに違和感がある方です。また、健康診断で何らかの指摘を受けた場合や、ピロリ菌検査で陽性と診断された方も、ぜひご相談いただきたいですね。
一方、大腸カメラは、便秘や下痢が長引く場合、下血や便の色が変わったとき、さらに便が細くなった、排便習慣が変わったと感じる場合に検討していただくと良いと思います。特に、便潜血検査で陽性となった方は、大腸がんやポリープの可能性も考えられるため、早めの精密検査が大切です。
症状がない場合でも、一定の年齢を迎えられた方には、定期的な内視鏡検査をおすすめしています。特に、大腸がんは早期には症状が出にくいこともあり、予防的な検査がとても重要です。
内視鏡検査というと、どうしても痛みや苦しみを伴うイメージが強く、実際これまでに内視鏡検査を受けてつらい思いをなさった方もいらっしゃると思います。ですが、内視鏡検査の機器や技術も進歩していますし、私自身も専門医として数多くの経験を重ねております。当院ではそうした技術を生かし、患者さんのご負担をできる限り軽減できるような検査の実施に尽力しています。胃と大腸の内視鏡検査の同日実施も可能で、土曜日にも検査を実施しておりますので、ぜひご活用ください。
先生が日々の診療で心がけていることを教えてください。
患者さんの症状を改善し、お悩みやご不安を解消するために、まずは原因を見極めることを大切にしています。そのためには、患者さんのお話を丁寧に伺うことが何よりも重要です。症状だけでなく、生活習慣や体調の変化、些細な違和感までしっかりとお聞きし、必要に応じて適切な検査を行い、正確な診断に努めています。
もし何らかの病気が見つかった場合でも、当院で対応可能な場合は迅速に治療を開始いたします。一方で、より精密な検査や高度な治療が必要な場合には、適切な医療機関へご紹介しています。幸い、市内には各分野のスペシャリストの先生方が多く、近隣にも大学病院や中核病院があり、専門的な治療体制が整っています。当院では、これらの医療機関とも連携しながら、患者さんが迅速に適切な医療を受けられるよう対応いたしますので、どうぞご安心ください。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

がんをはじめとするさまざまな病気も、早期発見・早期治療ができれば、根治が期待できるケースが多くあります。そのために特に有効なのが、内視鏡検査です。胃や大腸の内視鏡検査では、胃がん、大腸がん、食道がん、喉頭がんといったがんの早期発見に加え、その他の消化器疾患の診断も可能です。特に、大腸ポリープは放置するとがん化するリスクもあるため、早期に発見し、切除することが大腸がん予防につながります。
当院は、内視鏡検査を中心とした診療を通じて、患者さんが安心して日常生活を送れるよう、病気の早期発見・早期治療に全力で取り組んでいます。また、地域のかかりつけ医として、常に「優しく安全で質の高い地域医療の提供」を理念に掲げ、皆様の健康管理をサポートしてまいります。「ちょっとした体調の変化だから」と思わず、気になる症状や違和感があれば、どうぞお気軽にご相談ください。小さな不安でも、しっかり受け止め、患者さん一人ひとりに寄り添った医療を提供いたします。皆様の健康を守るお手伝いができれば幸いです。