更新日: 2025-05-27

基本情報

名称:
和田整形外科医院
診療科目:
整形外科, リウマチ科, リハビリテーション科
住所:
〒 390-0851
長野県松本市大字島内5024-5

電話番号0263-48-0200電話
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ざっくばらんなコミュニケーションから治療のヒントを獲得。スタッフ一丸となり、患者が抱えるつらい症状の改善を目指す

日々の診療で心がけていることを教えてください。

日々の診療では、患者さんがどんなことでも気軽に話せるような雰囲気づくりを大切にしています。というのも、痛みやしびれは単に身体の問題だけでなく、脳の感じ方にも大きく影響されるからです。
たとえば、怒りや不安、落ち込みといったストレスによって、症状が強く感じられることも少なくありません。「最近つらいことがあった」「職場や家庭で気になることがある」「寒くなると特につらい」といった日常の出来事の中に、治療のヒントが隠れていることもあるのです。そうした患者さんの背景や感情を丁寧にくみ取り、ざっくばらんにお話しいただける関係性を築くことで、より適切で効果的な治療につなげたいと考えています。

こだわって導入されている医療機器はありますか?

先ほどご紹介した微弱電流治療器については、期待できる効果がそれぞれ異なる複数の機種を導入し、症状に応じて使い分けています。なかでも、血液をサラサラにする抗凝固薬を服用されている患者さんは、出血リスクの関係で「星状神経節ブロック療法」が受けられないことがあります。そうした方にも対応できるよう、光線・電気・温熱の3つの作用を同時に与えることができる機器を導入し、代替的な治療法として活用しています。
そのほかにも、神経や腱の炎症を抑えるレーザー治療器や、深部への刺激によって血流や組織修復を促す超音波治療器なども備えております。

島野先生は、気さくでとても話しやすいですね。医院はどのような雰囲気ですか?

和田整形外科医院の院内の写真

「話しやすい」と感じていただけるのは、とても嬉しいですね。患者さんが緊張してしまうような雰囲気は、治療にも良くないと思っています。とはいえ、中には「先生にはちょっと言いづらい」と感じる方もいらっしゃるので、そうした声も受け止められるよう、看護師や受付スタッフに患者さんの小さな症状や困りごと、当院へのご要望など、“つぶやき”のような声を集めてもらい、スタッフ全員で共有しながら日々の改善につなげています。
 
クリニック全体としては、私もスタッフもアットホームな雰囲気を大切にしており、患者さんにはどんなことでも気軽にご相談いただけるような場所でありたいと考えています。「また来たい」と思っていただけるよう、これからもチーム一丸となって努めていきたいですね。

お忙しい日々だと思いますが、休日はどのように過ごされていますか?

山が好きで、学生時代は授業を抜け出して(笑)、北アルプスによく登っていました。埼玉県の出身なのですが、信州のまわりには高い山がたくさんあって、見ているとどうしても登りたくなってしまって(笑)。
今は首を痛めてしまい、重い荷物を背負うのが難しくなってしまったので、本格的な登山は控えていますが、それでもできる範囲で山を楽しんでいます。最近では、スタッフたちと一緒に涸沢(からさわ)へ行ってきました。やっぱり自然の中で過ごす時間は、心も体もリフレッシュできますね。

さいごに、読者へのメッセージをお願いします。

 島野 晃雄先生の写真

痛みやしびれは、日常生活に大きな支障をきたすことがあり、ときに人生の質そのものを大きく左右してしまうほど、つらいものだと思います。整形外科の病気やけがは、すぐに命に関わるケースは少ないかもしれませんが、たとえば脊椎を痛めれば、手足にまひが残ったり、慢性的な痛みやしびれに悩まされたりすることがあります。そうした状態が続けば、精神的にも追い込まれてしまうことがあり、私自身、「なんとか力になりたい」という思いで日々診療にあたっています。
また、痛みやしびれの原因は整形外科の領域に限らず、内科的な疾患や他の科が関与している場合もあります。そうしたときには、適切な医療機関や専門科への橋渡しをすることも、私たちの役割のひとつだと考えています。
「整形外科にかかっていいのかわからない」と悩まれる必要はありません。どんな小さなことでもかまいませんので、まずは気軽にご相談いただけたらと思います。これからも、患者さん一人ひとりに寄り添い、少しでも前向きな毎日を取り戻せるような診療を続けてまいります。