更新日: 2025-08-15

基本情報

名称:
おおくまクリニック
診療科目:
内科, 循環器内科
住所:
〒 465-0023
愛知県名古屋市名東区石が根町87

電話番号052-778-6680電話
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循環器疾患の専門診療のほか、内科疾患にも幅広く対応。専門医による精度の高い検査体制も強み

現在、どのような患者さんが来院されていますか?

海野 一雅先生の写真

当院は内科、循環器内科を掲げ、風邪や発熱、腹痛といった一般的な疾患から、不整脈や心不全などの専門的な診療まで幅広く対応しています。特に多いのは、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)など生活習慣病の患者さんで、年齢層も30代から80代まで幅広いですね。循環器内科では、以前に心不全や心筋梗塞を発症された方が全身管理や再発防止で受診されています。
前院長の頃から通われている患者さんもいますので、周辺地域にお住いの方が大半ですが、私が勤務医のときに診ていた患者さんや、遠方から来院される方もいらっしゃいます。

生活習慣病の患者さんが多いということですが、治療はどのように進められるのでしょうか?

高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、偏った食事や運動不足、過度な喫煙や飲酒、ストレスの蓄積といった生活習慣の乱れが積み重なって発症するため、治療では食事療法、運動療法、薬物療法の3つを柱に進めていきます。
診療では、血液検査などのデータに基づいて血圧やコレステロールを管理しますが、当院では患者さんの状態やリスクをよく見極めて、一人ひとりに合った治療をご提案しています。例えば、コレステロールが基準値より高くても薬が不要な方もいれば、数値が低くても薬を飲んだほうがいい方もいらっしゃいます。患者さんの状態は一人ひとり異なりますので、しっかりと検査を行って診断をつけ、生活状況なども考慮して治療方針や薬の量を決めるように努めています。

先生のご専門である循環器内科についても教えてください。

サイクルエルゴメーターの写真
負荷心電図検査で使用するサイクルエルゴメーター

先ほどもお話しましたが、循環器疾患は命に関わるケースも少なくありません。風邪症状で受診された方が、じつは重い循環器疾患だったということもあるため、診療では病気を見逃さないように努めています。また、生活習慣病や動脈硬化とも密接に関わっているため、生活習慣病の治療・管理にも力を入れています。

当院では、一通りの検査機器を揃えていますが、特に循環器の検査全般ができるように体制を整えています。
心電図については一般的な12誘導心電図に加え、長時間の心電図を記録する24時間ホルター心電図、運動する前後の心電図の変化を確認するサイクルエルゴメーター運動負荷心電図に対応しています。超音波(エコー)検査は、心エコー、頸動脈エコー、甲状腺エコー、下肢エコーを実施しているほか、血圧関連では、足の動脈の詰まり具合を見て動脈硬化の程度を確認する血圧脈波(ABI)検査や、血圧の日内変動を測定する24時間自由行動下血圧測定(ABPM)も導入しています。
もちろん血液検査や尿検査、胸部・腹部のレントゲン検査、聴力といった一般的な検査や、骨粗鬆症、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査も実施していますので、気になる症状がある方はまずご相談ください。

充実した検査体制が的確な診断につながっているのですね。

そうですね。当院では、大きな病院で活躍している専門の先生や検査技師に週1回来ていただいているのも特長です。経験豊富な専門スタッフが担当することによって、病変の見落としを防ぎ検査の精度が高まるのはもちろん、その患者さんにどのような治療が可能になるかといったことも想定しやすくなり、適切な治療につなげられます。最近では、月に100件を超える検査を実施しており、今後はさらなる需要に対応できるよう、検査体制を強化していきたいと考えています。
 
また、検査の結果、より専門的な治療が必要と判断した場合でも、その場で適切な医療機関を紹介することができるのも強みだと思います。私は日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院で部長をしていた経験もあり、近隣の大学病院にも後輩や知り合いがたくさんいます。速やかにご紹介し、患者さんがスムーズに治療をはじめられるよう対応しますのでご安心ください。