更新日: 2023-04-10

基本情報

名称:
おざさクリニック
診療科目:
外科, 内科, 消化器内科, 内視鏡内科, 肛門外科
住所:
〒 830-0003
福岡県久留米市東櫛原町1494

電話番号0942-32-1068電話
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苦痛の少ない内視鏡検査をモットーに、胃がんや大腸がんの早期発見・早期治療をめざす

どのような症状の患者さんが来院されていますか?

小篠先生の写真

私の専門は消化器外科ですが、地域のかかりつけ医院として現在も一緒に診療を続けている父とともに、風邪をはじめとする一般的な内科疾患から何科を受診すればいいかわからない体調不良の方まで幅広く対応しています。
 
中でも、父の代からの患者さんですと、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病で定期的に通院されている方、腰や肩の痛みを訴え受診される患者さんが多いでしょうか。
 
また、継承を機に新たに内視鏡内科と肛門外科を標榜するようになりましたので、胃や大腸の内視鏡検査をご希望される方、痔や便秘に悩まれている方の来院も増えています。
 
ベテランかかりつけ医である父からは、診療の技術はもちろん、お子さんからご高齢の方まで幅広くお見えになる患者さんへの接し方、お悩みごとへの問診のしかたなど学びながら日々診療にあたっています。

先生のご専門である内視鏡検査について、「おざさクリニック」ならではの特徴を教えていただけますか?

当クリニックでは、「苦痛の少ない内視鏡検査」をモットーに、最新の内視鏡設備を導入し、長年培ってきた挿入技術で患者さんのご負担をできるかぎり抑えた胃カメラ(胃内視鏡検査)と大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を提供しています。
 
胃カメラは、内視鏡スコープを鼻または口から挿入し、食道、胃、十二指腸の粘膜を直接観察することで、胃がんや食道がんをはじめ、食道、胃、十二指腸のさまざまな病気を発見することができる検査です。「おえっ」という咽頭反射を軽減するために、当クリニックではごく細いスコープを鼻から入れる「経鼻内視鏡」を導入しています。
 
大腸カメラは、内視鏡スコープを肛門から挿入し大腸内の粘膜を観察して、大腸がんやがん化する可能性のあるポリープ、大腸の炎症の有無などを調べる検査になります。
検査前には大腸内をきれいにするため下剤を飲む必要がありますが、「下剤の量が多すぎて飲めないかもしれない」「病院に行く途中で体調が悪くなったらどうしよう」と不安になる方もいらっしゃいます。
 
当クリニックでは、看護師の見守りを受けながら院内で下剤を服用できるよう個室を3室ご用意しました。各個室にはリクライニングソファやテレビを設置していますので、検査前だけでなく検査後にも回復されるまでリラックスしてお過ごしいただけます。
また、大腸カメラ検査中に切除可能なポリープが見つかった場合には、そのまま内視鏡的ポリープ切除術を行っています。大腸がんの多くは大腸ポリープががん化して発生するので、ポリープ切除は大腸がんの予防に繋がりますね。
 
胃カメラ・大腸カメラいずれも挿入するスコープは画像解像度が高く拡大観察機能も備えたものを採用しており、粘膜の状態をより鮮明に映し出すことができます。こうした最新の内視鏡設備と、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医としての豊富な経験をもとに、小さな病変も見逃さない良質な検査の提供に努めています。

内視鏡検査の痛みや辛さの軽減は挿入技術によるところも大きいのでしょうか?

小篠先生の写真

そうですね。挿入時の痛みや検査時のつらさは、内視鏡施行医の技術や経験と検査を受ける患者さんの状態によって差があるところだと考えています。
 
ご希望があればもちろん鎮静剤を投与しての検査も可能ですが、使いすぎると体への負担が大きくなってしまうことは否めません。培ってきた挿入技術を駆使した検査を行うことに加え、検査の際には、「一番つらいところを抜けましたよ」「上手ですよ」「力を抜くと楽になりますよ」などのお声がけをすることで、鎮静剤の使用を最小限に抑え、痛みやつらさといった患者さんの感じるストレスを和らげるための工夫をしています。

「便秘症」の治療にも注力しているとお聞きしました。

はい。くるめ病院に勤務していた頃から気になっていたのは、便秘症の患者さんが増えてきていることです。
 
一口に便秘症といっても「下剤を飲まないと出ない」「残便感がある」など症状はさまざまですし、大腸がんなどの重大な疾患が隠れていることもあります。
当クリニックでは、専門病院での臨床経験を生かして、患者さん一人ひとりに合った便秘治療を提供させていただきます。「体質だから」「これまでもずっと便秘だから」と我慢せずに、少しでも不調を感じたらぜひご相談ください。