更新日: 2025-05-21

基本情報

名称:
林外科・内科クリニック
診療科目:
外科, 内科, 消化器内科, 整形外科, リハビリテーション科, 放射線科
住所:
〒 811-4175
福岡県宗像市田久4丁目15-12

電話番号0940-33-5577電話
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エコー、CT、胃カメラ検査など充実した検査体制で、外科から内科疾患まで幅広く診療。病気の早期発見・早期治療に努める

どのような患者さんが多く来院されていますか?

林 裕章先生の写真

【林理事長】もともと外科医院として長く診療してきましたので、現在もケガや骨折、交通事故などの外傷で受診される患者さんが多いですね。整形外科疾患では、慢性的な膝や腰の痛みを抱えたご高齢の方や、巻き爪、下肢静脈瘤の治療、「頭を強く打ったので診てほしい」と来院される方もいらっしゃいます。また、当院はリハビリテーションの環境も整えていますので、遠方から通ってくださる方も少なくありません。

内科についても、風邪やインフルエンザ、腹痛などの日常的な症状から、糖尿病や高血圧、脂質異常症といった生活習慣病の管理まで、さまざまな疾患に対応しています。

外科から内科まで幅広く診療されていますが、貴院の特長について教えてください。

CTの写真
16列CTを導入し、小さな異変も見逃さない検査に尽力している

【林理事長】当院の強みの一つは、検査体制の充実にあると思います。レントゲンや心電図、超音波(エコー)、血液検査など初期診療に必要な検査機器はもちろんですが、骨粗鬆症を調べるための骨密度検査機器や、胃がんや胃潰瘍の早期発見に欠かせない内視鏡も揃えています。
胃カメラについては、苦痛の少ない経鼻内視鏡を採用していますので、内視鏡検査が初めてという方にも安心して受けていただけると思います。胃カメラ検査に対して不安や緊張の強い方は、ご希望があれば理事長の麻酔科研修の経験を生かして、静脈麻酔を使用して完全に眠った状態での胃カメラも可能です。血液検査は、必要があれば当日結果が出る機器を備えています。

さらに、小さな病変も見逃さないように、頭部・胸部・腹部の検査が可能な16列CTを導入しました。画像検査は、放射線科で長年研鑽を積んできた由紀子医師が読影を担当しており、迅速で正確な診断に努めています。当院で一通りの検査を受けていただくことで、病気の有無や体の状態をできるだけ早く見極め、スムーズに治療を進められるようにしています。

貴院で受けられる手術治療やリハビリについても教えてください。

林外科・内科クリニックの院内の写真
広々としたリハビリ室で理学療法士によるていねいな指導を受けられる

【林理事長】検査・診断から手術、入院、リハビリまで、当院で一貫して対応できるのも大きな特長です。
手術については、主に粉瘤や皮下のできものの切除、痔や下肢静脈瘤グルー治療など、日帰り可能な外科的処置を行っています。麻酔の種類や、ご希望によっては手術前日や術後数日の入院も可能です。麻酔科医の管理が必要な手術や、より専門的な治療が必要な場合は、連携している基幹病院をご紹介しますのでご安心ください。

また、リハビリでは、温熱、低周波、超音波などの物理的刺激で症状の軽減をめざす物理療法と、理学療法士の指導のもと体を動かして症状の改善を図る運動療法を組み合わせて実施しています。当院に常駐している理学療法士は患者さんからの信頼も厚く、とても勉強熱心で、それぞれが専門性を磨き続けています。経験豊富な専門スタッフがていねいに対応しますので、お気軽にご相談いただければと思います。

今後、力を入れていきたい診療はありますか?

【林理事長】当院のある宗像市は、子育てがしやすい環境として若い世代が増えている一方で、昔から住んでいる方々の高齢化も進んでいます。最近では、独居の高齢者や老夫婦のみの世帯も増えており、そうした地域の現状を踏まえると、今後は訪問診療の体制をさらに強化していく必要があると感じています。当院には現在、常勤医が3名おりますので、院内でしっかりと連携をとりながら、在宅医療にもより一層力を注いでいきたいと考えています。

また、新たな取り組みとして、睡眠時無呼吸症候群の診療にも注力していく予定です。睡眠時無呼吸症候群は若い世代にも増えていて、潜在患者が非常に多いにもかかわらず見過ごされがちですが、知らず知らずのうちに日中の眠気や仕事の非効率につながっていることがあります。しかし、放置すると高血圧や心疾患につながるだけでなく、突然死に至るケースもあります。当院には入院設備が整っており、柔軟に対応できる環境がありますので、予防と早期発見・早期治療に努め、地域の皆さんの健康を支えていきたいと考えています。