消化器内科医として内視鏡検査・治療を中心に研鑽を積み、地域医療を担うべくクリニックを継承
はじめに、医師を志したきっかけをお聞かせください。

当院は父が開業したクリニックで、自宅が併設されていたこともあって、父が診療する姿や患者さんの声などを身近に感じながら育ちました。父は夜間や休診日に急患対応することも多く、子どもの頃は「大変そうだな…」と思いながら見ていましたが、それと同時に、医師としての務めを果たす責任感や覚悟に尊敬の念を抱きました。そうした環境のなかで、自然と医師を目指すようになりました。
先生は消化器内科がご専門ですが、どのような理由から選ばれたのでしょうか?
久留米大学医学部卒業後、研修でいろいろな科をまわるなかで一番興味を持ったのが消化器内科でした。消化器内科は、食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆道、膵臓など、幅広い範囲を対象とする診療科です。消化器疾患はもちろん、心疾患や肺炎などから消化器に不調が出ることもあり、多岐にわたる症状・疾患に携わりながら患者さんを総合的に診ることができる点に魅力を感じました。
また、研修では内視鏡を使って胃がんや大腸がんを治療する機会があり、内視鏡診療を深く究めたいと思ったことも大きな理由です。
貴院に入職されるまでのご経歴を教えてください。
同大学の消化器内科に入局後は、朝倉医師会病院や熊本セントラル病院、久留米大学病院などに勤務し研鑽を積みました。私は消化管チームに所属していたため、胃がんや大腸がんをはじめ、食道、胃、小腸、大腸の疾患を中心に内視鏡診断や治療に多く携わりました。久留米大学病院では高度救命救急センターにも勤務し、消化器内科の枠を超えて幅広い疾患を診療しました。あらゆる患者さんに対応し、全身を総合的に診て判断する経験を積めたことは、現在の診療にも大いに活かされていると思います。
そして、2023年に「力武クリニック」を継承されましたが、何かきっかけがあったのでしょうか?
父が高齢になっていたのもあり、体力的に診療を続けるのが難しくなったのが理由です。以前も体調を崩していたときに代診を務めたりしたのですが、いずれは当院を継承することを考えていましたので、これからは父に代わり地域医療に貢献しようと2023年に院長に就任しました。
当院は、開業当初から地域のかかりつけ医として幅広く対応していますが、現在は総合内科、消化器内科、胃腸科、内視鏡内科、肝臓内科、呼吸器内科、循環器内科、アレルギー科を掲げ、多岐にわたる症状・疾患の診療を行っています。
どのような患者さんが多く来院されていますか?
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を患うご高齢の患者さんが多く受診されています。若い世代だと、腹痛、嘔吐、下痢などの症状や、逆流性食道炎や過敏性腸症候群といった消化器疾患で来院される方が多い印象ですね。もともと父が外科医でしたので、現在も切り傷や擦り傷など軽微なケガにも対応しています。
また、発熱外来もありますので、風邪やインフルエンザなどの感染症や、咳、のどの痛みなどでお見えになる方もいらっしゃいます。これらの症状がある場合は、専用の診察室や駐車場で車から降りずに診察を受けていただくなど、一般外来とは分けて対応しています。

