さまざまな疾患に対応する地域の家庭医として、家族をまるごと診療するクリニックを運営。小児科と皮膚科の専門診療もスタート
はじめに、小田院長が医師を志したきっかけと、総合診療医・家庭医を専門とされた理由をお聞かせください。

【淳一院長】子どもの頃から地域医療を担う医師の仕事に関心があったものですから、自治医科大学の医学部に進みました。自治医科大学は、無医村(地区)の解消を目的に、優れた総合医の育成に力を入れている学校です。私は生涯、地域医療に貢献していきたいという想いで入学しましたので、内科のみならず小児科、皮膚科、アレルギー科と、年齢・性別を問わず、何でも診療できる総合診療医・家庭医を目指しました。
貴院を開業されるまでのご経歴を教えてください。
【淳一院長】自治医科大学医学部を卒業後は故郷の北東北に戻り、県立病院や町立病院での臨床研修を受けた後には公立病院を中心に約25年地域医療に携わり、そのうち13年間は遠山病院で二次救急医療に従事しました。
離島の無医村で働く医師のテレビドラマ「Dr.コトー診療所」は、自治医科大学の同窓生がモデルになっているのですが、まさにあのような感じで、患者さんが訴えるどんな症状も診療してきました。生活習慣病、糖尿病専門外来を中心としてご高齢者の認知症に至るまで、幅広く診療し研鑽を重ねました。
2013年に貴院を開業されたそうですね。
それに加えて、皮膚科専門医※2は、地元の医大からの派遣で長女の彩乃先生に週3日ほど、予約制にはなりますが皮膚科外来を担当してもらっています。
※2日本皮膚科学会皮膚科専門医

翔一先生が小児科を専門にされた理由と、貴院に入職されるまでのご経歴を教えてください。

【翔一副院長】獨協医科大学医学部を卒業後、岩手医科大学小児科に入局し、岩手県立磐井病院で研修を受けました。小児科を選んだのは、子どもが好きだったことと、治療後はお子さんや親御さんが必ず喜んでくれて、明るい未来に繋がるようなところにやりがいを感じたのが理由です。
入局後は医局からの派遣で、岩手県沿岸部の宮古市や久慈市、二戸市など、小児科医が少ない地域の中核病院に勤務し、小児医療に邁進してきました。主な症例としては、重い気管支炎やぜんそく、熱性けいれん、早産児・低体重児の管理など、大学病院での治療が必要なほどの重症度ではないけれど入院治療が必要というお子さんの診療に携わることが多かったですね。外来診療については、風邪やインフルエンザ、アレルギー疾患と幅広く診療してきました。
翔一先生は小児科専門医ですが、成人や高齢者の内科疾患も含めて幅広い診療経験をお持ちだそうですね。
【翔一副院長】いずれ当院を継ぐつもりでいましたので、父が担っている総合診療・家庭医療について研鑽を積むために、6年間、八幡平市立病院(旧西根病院)で科目を問わず、診療に携わってきました。過疎地ですからご高齢の方も多く、小児科はもちろん、高齢者特有の疾患や生活習慣病をはじめ、消化器内視鏡検査、病棟管理などの診療にも携わり、お子さんだけではなく、中高生や働き盛りの方、高齢者も含めてさまざまな疾患について臨床経験を積んできました。